詳細情報
Co-living(コリビング)運営会社Hmlet Japanが展開するコリビング形態の賃貸住宅物件に、サブスク家具・家電を導入。あわせて入居者向けに、必要に応じて手軽に家具家電を利用できる特典WEBサービスを開始致しました。
「コリビング」物件拡大の最中、CLASのサービスにより家具家電の初期投資を抑えられることはもちろん、リラックスできる空間を作りたいという要望に対し、無垢材を中心とした商品の選定〜納品まで一括で任せられること。また、入居者が部屋の家具家電付き・家具家電なしを選べる形式に対し、一般ユーザー向けにクラスが運営するマーケットプレイスのスキームを「コリビング」専用WEBサービスとして提供。必要に応じて手軽に家具家電を利用できる特典WEBサービスとして入居者に利用いただける仕組みがマッチし、本提携に至りました。
今後もハムレットが展開する物件において、クラスの家具・インテリア・家電を使用したサービスを提供し、フレキシブルなライフスタイル需要の拡大を目指します。
私たちは最後のラストワンマイルだけ。未来の設えまで考えたときに見えてくる可能性
「Hmlet Japan」は「住みながら新しい体験ができる」というコンセプトの賃貸住宅を運営。
東京都心の駅近立地に、1か月から利用でき、家具付きのプランや、水道光熱費込みのプランもあるため、鍵を受け取った後ですぐに生活を開始できます。
また、最大の特徴として、コミュニティマネージャーのもと、様々なイベント等を開催しており、ただ住むだけではない新しい体験を入居者様に提供。
三菱地所株式会社とHmlet Pte.ltdの合弁にて2019年10月に会社を設立し、2020年10月現在、約200室の運営を行っています。
Hmletはシンガポール、香港、オーストラリア、マレーシア、タイにて事業展開しており、全営業室数は約1,500室となります。
「CLAS」では、Hmlet Japan社が展開するコリビング形態の賃貸住宅物件に、サブスク家具・家電を導入。
また、入居者様向けに必要に応じて手軽に家具家電を利用できる特典WEBサービスを開始しました。
今回は、今後のHmlet JapanとCLASにおいての事業可能性について、Hmlet Japan社 General Manager 草野様、Sales&Community Manager マルティーナ イントロイニ様にお話をお伺いしました。
複数の要素を総合的に考えたとき、全てにおいて高水準だった
ー「CLAS」を導入した理由は?
家具選定と搬入等の一連の流れを検討する際、商品のラインナップ、調達価格、在庫量、納期といった要素を複合的に検討していました。
弊社ではシンガポールのHmlet Pte.Ltdに所属するデザイナーがインテリアデザインを行う役割を担っています。
しかし、日本はベンダーのラインナップやサイズ等、Hmletにて展開している他国と比べると異なる部分が大きいようで、例えばデザイナーが好むアイテムに限って在庫が少ない…というような課題が生じることもありました。
また、価格やバランス帯を考えたときにタイムマネジメントなどの課題も生まれましたが、弊社2号物件である笹塚にて「CLAS」を導入することで納品までのプロセスを体験し、また、今後の開業物件での展開について担当者様へ相談した結果、20個同時に同じものを頼みたい、となっても10個しかないなどそういったことがほとんどないことがわかったので、その後の物件でもお任せしようと決めました。
複数の要素を考えたときに、全てにおいて高水準だったということが大きいですね。
ー空間的な価値で求めているポイントは?
1つ目は、私たちが入居中の顧客に対して、年に数回、アンケートとインタビューを通じたサーベイ調査を行っています。
その項目の中にはNPSに付随してデザインの顧客評価も計測しており、そういった評価を上げていく。
もしくは過去物件と比較して次の物件ではもっと向上させようとか、そういったアクションが考えられると思います。
2つ目は、会社全体で指標にしているわけではないのですが、物件開業までのタイムマネジメントについてはKPIの一つです。
ー「CLAS」を導入してすぐに見えてきたものは?
弊社は設立して1年、開業1年ですので、大きな改善点はすぐには見えてきていません。
一方で、開業した物件が2~3年経過すると、仕上げ方をアレンジするとか、より良い住空間にしていきたいという部分も生まれてくると思います。入れ替えや、空間にプラスするようなタイミングも今後あるかな、と。
「CLAS」を導入した際は、フロアごとに少しずつ物件をオープンしていたため、部屋のレイアウトや家具のテイストに対して改善点などが生まれてきました。その度に、アップデートに繋がる部分が見えてきています。
本年夏より開業した物件においては、物件の中でもフロア毎等、小ロットにて「CLAS」にお願いしていたので、結果として部屋のレイアウトや家具のテイストに対して見出すことができ、都度アップデートしていただきました。
また、弊社は普通の賃貸住宅ビジネスよりもユーザーと会社との距離が近い特徴を持っているので、アプリなどを通じた顧客からのフィードバックはすぐ貰うことが出来るため、そういった点も反映しています。
そのような部分でも「CLAS」に対する可能性はとても感じました。
「CLAS」がコーディネートして、私たちはラストワンマイルだけ
当初の思い描いたところは、どちらかというとオフバランス化の部分に頭がありました。
「CLAS」に提案していただいたプランは「松竹梅」とあり、その中で梅を選んでも、非常に品揃えが多かった印象が強いです。
そういった部分については、期待をかなり上回っていました。
また、仮に家具等の調達を自前で行うとすると、どうしてもデザインを重視しに行くのかタイムマネジメントを重視しにいくのかのバランスの取り合いになり、調達先が複数に分かれるとタイムマネジメントが難しい、一方で調達先を絞ると満足のいく住空間に仕上がらない、といったジレンマが生じます。
そこに「CLAS」が入っていただいたのは、非常にありがたかったと思っています。
「CLAS」がコーディネートしてくださって、私たちは最後のラストワンマイルだけ。
基本的には取り仕切っていただいたことが「CLAS」を導入して良かったと感じた部分です。
固定費を増やさずにいかに効率的に回っていく仕組みを作るのかが課題
ー「CLAS」に対してさらなる要望はありますか?
例えばの話になりますが、御社の現在行っているビジネスとは異なるのかもしれませんが、消耗品類の調達から搬入もお任せ出来ると嬉しいなとは思っています。
また、私たちが展開しているエリアの価格帯にもよるのですが、もう少し上のグレードの家具を選べる機会があればいいなと。
弊社は現在約200室、今後2021年にも数をもっと増やしていこうと計画している中、運営にあたっては固定費を増やさずにいかに効率的に回っていく仕組みを作るのかが課題です。
数が増えても、1人で回せるような仕組みで今後は回していきたいと考えています。
運営室数が増える中、サービスのバリエーションを増やしていく必要がありますが、一方でバリエーションを増やした分だけ検討から納品、請求等のオペレーションが複雑になることは好ましいことではないと考えており、複雑になり過ぎない最適化を図る面も含め、「CLAS」にお願いしてとても良かったです。
今回導入してみて、hmletに向いた設えを考えた際に、「CLAS」が入る機会はとても多いと今後の可能性を感じています。
これからも、様々な面でコラボレーションを深めていければ嬉しいです。