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売掛債権の流動化と銀行融資等で総額19億円を調達2022.11.02

持たない、捨てない社会をつくるCLAS、
売掛債権の流動化と銀行融資等で総額19億円を調達
~インテリアを中心とする耐久財のPaaSプラットフォームを活用し、将来の継続的な売上を資産と評価~

 家具・家電のサブスクリプションサービス「CLAS(クラス)」を運営する、持たない、捨てない社会をつくる株式会社クラス(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:久保 裕丈、以下「当社」)は、インテリアを中心とした耐久財のPaaS(Product as a Service、商品のサービス化)プラットフォームを活用した、売掛債権の流動化ならびに銀行融資等により、外資系投資銀行のスペシャルシチュエーションズ(SSG)、株式会社三井住友銀行、株式会社りそな銀行、Flex Capital、他一行(2022年11月2日時点、クロージング中)より総額19億円の資金調達を実施いたしました。
各金融機関からは、当社のPaaSプラットフォームの収益安定性と将来的な成長可能性、そして持続可能な社会実現への貢献が評価され、この度の調達にいたりました。

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直近の事業状況と今後の展開

当社は「“暮らす”を自由に、軽やかに」をビジョンに2018年4月に設立し、2018年8月から家具・家電のサブスクリプションサービスとして個人向け「CLAS(クラス)」、2018年9月から法人向け「CLAS BUSINESS(クラス ビジネス)」を開始。ライフスタイルや企業の成長・変化に合わせて、必要なときに必要なものを使える自由と、サステナブルな循環型の「所有しない利用」を推進することで、軽やかな“暮らし”と“働く”を提供してまいりました。
2022年10月時点における個人向け「CLAS」の登録会員数は約18万人、法人向け「CLAS BUSINESS」の登録企業数は1,500社を突破し、32カテゴリー、1,200種類の厳選した商品がECサイトからスマホひとつで簡単にレンタル・返却・交換できます。

返却いただいた商品は、専門のチームによって修繕やクリーニングを施し、次のお客さまに使っていただくことで、これまで4万点以上の家具・家電の再利用を行い、廃棄を回避してきました。耐用年数に満たない使用期間で家具・家電が廃棄されるケースは多く、当社では粗大ごみの排出削減のため、京都市や相模原市といった自治体とも連携し、官民一体となって啓蒙活動に取り組んでいます。

将来的には家具・家電だけではなく、耐久財のPaaSプラットフォームとして取り扱いカテゴリーと商品数を拡大し、サステナブルな循環型の「所有しない利用」が当たり前となる社会を目指してまいります。

資金調達の背景と目的

世界的にもSDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・企業統治)投資への関心が高まるなか、大量生産・大量消費の生活様式を見直し、「モノの所有から共有」という考えや消費スタイルが大きく広がりを見せています。
一般社団法人シェアリングエコノミー協会の調査(※1)によると、2021年度の日本におけるシェアリングエコノミーの市場規模は「2兆4,198億円」で、過去最高を記録。2030年度には「14兆2,799億円」に拡大予測されています。
(※1)出典:シェアリングエコノミー協会「シェアリングエコノミー市場調査 2021年版」 
https://sharing-economy.jp/ja/20220118

今回の調達によって得た資金は、商品の仕入れを中心とした運転資本に充当し、取り扱いカテゴリー増強の上、在庫数を2022年10月時点約8万点から2025年までに約22万点に増加したいと考えております。
売掛債権流動化および銀行融資等は運転資本、第三者割当増資は成長投資という原則に沿った資金使途で事業投資をしていきます。また、その他ブリッジローンやクレジットラインの一部については、不測の事態にも耐えうるよう、手元資金の流動性も同時に担保しております。この度の資金調達により、あらゆる状況に柔軟に対応できる強固な財務基盤にした上で、ビジネススケールと持続可能な社会の実現、双方の両立を目指して事業展開いたします。

※なお、今回の銀行融資においては、担保設定や保証はございません。また、追加借入に関する財務制限条項も含まれないため、今後もセカンドクローズでの追加借入の可能性はございます。

当社 代表取締役社長 久保 裕丈のコメント

当社は家具・家電などの耐久財を「持たない、捨てない社会」をつくるため、循環型PaaS(Product as a Service)に最適なビジネスプラットフォームをはじめとしたインフラやプライベートブランド開発を進めてまいりました。
今回、売掛債権の流動化と銀行融資等による調達が第三者割当増資前にも関わらず実現できたことは、当社のビジネスとしての収益安定性と成長可能性、そして持続可能な社会実現への貢献を評価いただいた結果だと受け止めており、大変嬉しく思います。

世界の人々が全員、日本人と同じ暮らし方をしたら、地球が2.9個必要と言われています。このまま大量生産・大量消費を前提とした生活を続けていいはずがありません。今後の成長に向け、まずは充分な在庫を確保し、安定的な商品供給と、必要なときに必要なものをレンタルできる商品の選択肢を増やしていく予定です。

売掛債権流動化と銀行融資等をハイブリットに活用することで、仕入れを始めとした運転資本の抑制や債権のオフバランス化による資本効率の向上を行いつつ、第三者割当増資の資金は成長投資に充当することにより、今後より一層、成長を加速していきます。
既に構築しているCLASのECプラットフォームや自社システム、そして、PaaSビジネスのオペレーティングモデルの運用を通じて培ってきたデータおよびノウハウを活用し、新たなマネタイズ機会を創出することで、100兆円を超える広大な市場を獲得したいと考えております。

アドバイザー

■主幹事証券:日系証券会社、クレディ・スイス証券株式会社
■顧問弁護士事務所:アンダーソン・毛利・友常法律事務所
■サスティナビリティアドバイザー:株式会社日本総合研究所

CLAS(クラス)とは

「CLAS(クラス)」は、月々440円(税込)から月額制で期間制限なく家具・家電の利用・交換が行なえるサブスクリプションサービスです。個人・法人向けに、変化に応じた“最適空間”を提供。ライフスタイルに合わせて必要なときに必要なものをレンタル、不要になったら返却することで、より自由で手軽に家具・家電の導入が可能です。SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」の達成に向け、循環型でサステナブルな「モノを捨てない社会づくり」の実現を目指します。

対象エリア:東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・京都府・兵庫県(※)
※大阪府・京都府・兵庫県は一部地域を除く。今後拡大予定。

サービスサイト:https://clas.style/
Instagram:https://www.instagram.com/clas_official/
Twitter:https://twitter.com/CLAS_official
Facebook:https://www.facebook.com/CLASofficial

会社概要

会社名 :株式会社クラス
所在地 :東京都目黒区青葉台4-6-6 青葉台スタジオ2F
代表者 :代表取締役社長 久保 裕丈
設立  :2018年4月24日
事業内容:家具・家電のサブスクリプションサービス「CLAS(クラス)」の運営

以上

※記載情報は、発表日現在のものです。情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。