会社の成長と需要に合わせてどんどん変化
社会的信用度UPに大きく貢献
社会的信用度UPに大きく貢献
ANYLAND取締役の元沢氏(右)。リスクを負わず自社オフィスを持つことの重要性を話してくれた
ファンクラブの運営やグッズ販売などを手掛ける株式会社ANYLAND。2016年設立の若い会社でありながら、会社の規模がどんどん大きくなるにしたがいクラウドオフィスから自社オフィスへと引っ越しを決意。CLASの利用を開始しました。その背景にはさまざまな事情があったと、取締役の元沢氏。「クラウドオフィスのレンタル料とCLAS利用ではひと月にかかる経費は同じようなもの」としつつも、投資の実態として大きな差が出るのだそうです。
リスクヘッジと職場の環境改善
一般的に、自社オフィスを構えようとすると1千万から2千万円ほどかかりますが、設立当時は従業員が増えるのか、減るのかの見通しが立たないうちにそこに資金を投じるのはリスクでしかありません。
「引っ越しするのにも費用がかかりますし、その都度家具を入れ替えていたら作業も資金も無駄が多い」と考え、これまでクラウドオフィス利用をしてきたのですが、実はさまざまな問題が発生していました。
めざましい勢いで規模拡大するにしたがい、自社オフィスである必要性を痛感したという元沢氏。費用や便利さなどを検討し、什器サブスクリプションに踏み切る
まずはスペースの問題。社員数が増えるにしたがい借りるスペースも広くなり、費用も高くなってきていました。
また、打ち合わせスペースが狭く、周囲に会話が筒抜けになってしまうこと、商品であるグッズを置いておく場所も足りず、作業場や役員の執務室にも事欠くなどなにかとやりくりを余儀なくされ、従業員からはたびたび不満の声があがっていたといいます。特に事務の仕事をする人からは「自分専用のデスクがほしい」という希望もあがっていました。職場の環境改善のためにも、自社オフィスを構えることが急務だったのです。
打ち合わせにも使える、通称「ファミレス席」は技術分野のスタッフの作業場としても人気。社員それぞれの働き方に合わせさまざまなパターンの什器を入れている
実感する大きな“ちがい”
さらにもうひとつ、“社会的信用”という大きな問題にも直面していた同社。「クラウドオフィスと自社オフィスに入居する会社とでは、金融機関から得られる信用が全く違うんです。もう、融資の話をしても事業計画を聞く態度からして、ぜんぜん(違う)」と、意外なところで評価されていることに気づいていました。社会的信用はお金で買うことができないもの。
CLASのほかにも、什器サブスクリプションの競合他社と比較し、「家具の質を見てCLASに決めました」とのこと。事業が拡大するにつれ来客も多くなっていた同社にとって、家具の見た目はとても重要。「レンタルサブスクリプションでは循環品であることは承知のうえですが、CLASの家具はお客さんも中古品とは気づいていないのでは、というくらいきれいでした」。
かくして自社オフィスを構えると、目論見どおり金融機関との関係も順調になり、大きな差を実感しているといいます。
役員室の什器は少しグレードの高いものを使用。オフィスに“いい家具”を入れることで従業員の働くモチベーションも上がる
また、クライアントであるアーティストとの打ち合わせや配信イベント用のスペースを確保することができ、「きれいなオフィスなら自信をもって“遊びに来てください!”と言えるようになりました」と、社員からはうれしい声も聞こえてきます。
クライアントとの作業や関係性がより潤滑になり、かつスペース確保のための労力や費用を削減と、いいことづくし。大きな投資をすることなく自社オフィスを構えることができたことによる利点をかみしめています。
「このオフィスの契約期間終了後は、もっと駅に近いビルに移動しようかと考えています」と、すでに次の引っ越しも視野に入れている元沢氏。オフィスの大きさやレイアウトに合わせていちいち家具を買い替える必要もないため気軽に引っ越しをイメージできるのもCLASのいいところ。会社の規模に合わせ、社員の希望にも耳を傾けつつ最良の職場環境を目指して積極的に動いていくのが、ANYLANDスタイルです。
フリーアドレスか固定席か。人によっても好みの働きかたが違うため、それぞれの好みに対応しやすい環境を整えている