オフィスチェア11選：手頃な価格で高性能、デザイン性を両立

テレワークの普及により、通常の業務だけでなく、打ち合わせやセミナーなどへの参加もオフィスで完結できることが圧倒的に増えました。

外出の機会が減ってデスクワークが長時間になると、気になってくるのが「オフィスの快適さ」。

特にオフィスチェアは、働く人への負担や作業効率を大きく左右します。合わないオフィスチェアを長時間使い続けると、姿勢が悪くなったり肩こりや腰痛を引き起こす原因にもなってしまいます。

オフィスチェアは、仕事中ずっと使うものだからこだわって選びたい。でも、無駄な出費は抑えたい。

とはいえ、機能も価格もさまざまな種類のオフィスチェアがあり、どれを選べば良いのか迷いがち。

ここでは、失敗しないようにオフィスチェアを選ぶコツや、手軽な価格で利用できる高品質なチェアをご紹介していきます。

長時間の作業を快適にする、働き方に合わせたオフィスチェアの選び方

快適なオフィスチェアを選ぶには

・理想とする働き方
・想定する使用時間や場所
・導入の目的

をクリアにしておくと最適なものを選びやすくなります。

どんなチェアを選ぶべきか迷った時は、こうしたポイントを洗い出すと着目すべきスペックがわかるようになり、オフィスチェア導入後の違和感やミスマッチを防げます。

ここでは、目的別にオフィスチェアの種類や機能を整理していきます。

目的別：オフィスチェアの種類

オフィスチェアは、背もたれの高低により大きく2種類あり、背もたれが高いものを「ハイバックチェア」、低いものを「ローバックチェア」と分類できます。

背もたれの長さによって、身体を支える度合いが変わるため、チェアを選ぶ時に必ず確認しておきたいポイントです。

理想の働き方や導入の目的によって、条件に合ったチェアを選ぶと良いでしょう。

1. ハイバックチェア：機能性や快適性を重視

腰〜肩の高さまでの背中を支える背もたれがある椅子が、ハイバックチェアです。機能性を重視する人におすすめです。

長い背もたれが背中をしっかりと支えるので、長時間座っていても疲れにくいことが特徴です。

また、背もたれの傾きを調節できるリクライニング機能がある椅子なら、座る人に合わせて荷重を分散することができるので、疲れをさらに軽減できます。

さらに、ゲーミングチェアなどの頭を支えるヘッドレストのついた椅子なら、身体への負担を最小限に抑えられるため、長時間のデスクワークが続く人におすすめです。

デメリットは、背もたれが大きくなればなるほど身体への負担は軽くなりますが、空間への圧迫感が増すため、視界が遮られたりオフィスが狭く感じられてしまうことです。

ハイバックチェアのポイント

メリット
・長時間使っていても疲れにくいので、デスクワーク中心の人に向いている
・身体への負担が少ないため、生産性も向上する
・機能が充実している椅子が多い

デメリット
・ボリュームのある背もたれが空間を圧迫し、視界を遮る

2. ローバックチェア：インテリアやコミュニケーションを重視

できるだけ空間を広く見せたい、インテリアと調和させたい、働く人同士で頻繁にコミュニケーションをしたい……。そんなオフィスを作りたい人におすすめなのは、ローバックチェアです。

背もたれの短いローバックチェアは、空間に与える圧迫感も少なく、デザイン性の高い椅子も多いことが特徴。限られたスペースを広く見せたり、スタイリッシュな印象にしながら、視界を遮ることなくコミュニケーションの取りやすい空間を実現できます。

場所を取らないローバックチェアは、小さなオフィス、会議室、視界を保ちたい受付などでの使用にも適しています。

また、色々なデザインや価格帯のものが豊富で、選択肢が多いこともポイントです。

デメリットとしては、背中を支える力が弱いため、長時間の使用では身体に負担がかかりやすく疲れやすいことが挙げられます。

ローバックチェアのポイント

メリット
・スペースを取らないので開放感を演出できる
・軽い打ち合わせやコミュニケーションに向いている
・デザイン性の高い椅子も多く、インテリアを重視したい場合にも向いている

デメリット
・機能性や快適性ではハイバックチェアに劣るため、長時間の使用では疲れやすい

快適なオフィスチェアを選ぶために気をつけたいこと

背もたれの高さ以外にも、長時間のオフィスワークを快適にするためにオフィスチェアには色々な機能があります。

ワンランク上の快適さを追求したい人に役立つオフィスチェアの仕様には、下記のようなものがあります。

肘掛けのあり・なし

さりげなくオフィスチェアについている肘掛け。この肘掛けには、身体への負担を軽減するための重要な役割があります。

というのも、人間の両腕の重さは体重の約1/6を占めているからです。つまり体重が60kgの人なら、両腕の重さは約10kgもあるということになります。

肘掛けのついた椅子では、こうした両腕の重さを分散できるようになります。また、左右前後にバランスの良い正しい姿勢もキープしやすくなり、腰や手首などの痛みの予防にもつながります。

肘掛けは、固定式だけでなく、高さ・角度の調整ができたり使わない時は跳ねあげておける可動式のものもあります。体格や体勢に合わせて肘掛けの位置が調整できるチェアの方が、より疲れにくくなります。

ロッキング機能のあり・なし

ロッキング機能とは、椅子の背もたれに体重をかけるとゆらゆらと揺れる機能です。固定式の背もたれと比べて、身体の曲げ伸ばしが自由にできることが特徴です。

似たような機能に「リクライニング機能」がありますが、これは飛行機や車の椅子のように「背もたれの位置を好きな角度に調整できる機能」で、固定式です。

身体の動きに合わせてゆらゆらと揺れることのできるロッキング機能は、固定式の椅子よりも快適でリラックスできる座り心地になります。デスクで過ごす時間が長い人は、可動域が大きいロッキング機能を選ぶと、より深くリラックスできるでしょう。

なお、ロッキング機能には、背もたれのみが動くものと、背もたれと座面が連動（＝シンクロ）して動くものがあります。シンクロロッキング機能のあるものは、自然な身体の動きにあわせた体勢が取りやすくなります。

機能性やデザイン性の高いオフィスチェアを手頃な価格で利用する方法

新しいオフィスチェアを選ぶ際、わざわざ店舗に行く時間のない忙しいビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。オンラインで注文できれば気軽だけれど、いきなり高価なオフィスチェアを購入するのも気が引ける……。

また、検討しているオフィスチェアが本当に疲れにくいかどうかは、実際に長時間座ってみないとわからないもの。

品質に妥協したくないけれども失敗もしたくない、そんなビジネスパーソンにぴったりなのが「CLAS BUSINESS」のような家具のレンタルサービスです。

CLAS BUSINESSでは高品質なオフィス家具を月額利用で借りられるため、無駄な買い物や導入後のミスマッチといったリスクが防げる「コスパの良い」サービス。

レンタルなので、インテリア変更や人員の増減にもタイムリーに対応できることも大きな魅力です。

CLAS BUSINESSのようなサービスを活用し、気になるオフィスチェアをレンタルしながら、本当に快適な椅子かどうかをじっくり判断することができます。

ハイバックチェアのおすすめ5選

長時間のデスクワークによる身体の負担をできるだけ減らしたい、快適な椅子で生産性を上げたい……。機能性を重視したいなら、ハイバックチェアがおすすめです。

ここでは、手軽な価格で利用できるものに絞って、機能性の高いハイバックチェアをご紹介していきます。

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ITOKI ノートチェア

オフィス家具の老舗メーカーITOKI（イトーキ）による、機能性を重視したオフィスチェア。

背もたれと座面が連動して動くロッキング機能もあり、最大20°まで後傾が可能。座る人に合わせた角度のカスタマイズができるため、より疲れにくく楽な姿勢を保つことができます。

背面は上質で、伸縮性の高いメッシュ素材を使用しており、身体にフィットしやすい構造になっています。

また、肘掛けの有無も選べるので、シーンに合わせて作業効率を重視したい人にぴったりのオフィスチェアです。

ITOKI アクトチェア

ITOKIの長年にわたるオフィス家具製造ノウハウを取り入れた、プロ仕様のオフィスチェア。

ピボット構造と呼ばれる特殊な支柱構造により、身体の動きに合わせて背もたれがしなります。また、お尻を包み込むようにカーブ状に作られた座面は、荷重を無理なく分散させます。さらに、座面は前縁部を折り曲げられ、最大75mmまで奥行きの調整もできるようになっています。

こうした数々の特殊構造により、長時間のハードワークでも、座る人に合わせて負担を軽減させる工夫が凝らされています。

ギャビン回転アームチェア

より快適に過ごせるロッキング機能が充実した、高性能なオフィスチェア。

ヘッドレストのついた大きな背もたれは、程よくカーブしており長時間の使用でも疲れにくい形状になっています。

また、座る人の体重に合わせて、ロッキングの強度が自動調整されるアジャストフリーロッキング機能も搭載。体重の軽い人は弱い力で、重い人は強い力で背もたれと座面が一緒に動くように設計されています。

さらに、ロッキングの角度や座面の高さを自由に調節できるスマートコントロールスイッチもついています。

肘掛けの位置も前後上下に調節でき、座る人の体格に合わせた快適な姿勢を保てることが特徴です。

AICO MS-13

インテリアを邪魔しないシンプルなデザインながら、多機能で高品質なAICO（アイコ）のMS-13チェア。

AICOはオフィス家具づくり50年のノウハウを生かしながら、自社生産にこだわる品質重視の日本のメーカーです。

通気性の高いメッシュ素材を使った背もたれは、身体を包み込むように優しくカーブしており背中の負担を軽減します。

背もたれと座面が2:1の割合で連動しながら動く、ロッキング機能も搭載。座る人の体重や好みに合わせて、ロッキングの強度を調節可能なロッキング機能調整ノブもついています。

肘掛けのありなしも選べ、デザイン性と機能性を両立したオフィスチェアを探している人におすすめです。

Contieaks ルセル ゲーミングチェア

座りごごちや機能性を最も重視したい人におすすめなのが、ゲーミングチェアです。

Contieaks（コンティークス）は、日本人の体格やPC環境を徹底的に分析し、ユーザーからの声を製品に反映させたものづくりを行っている日本のインテリアメーカーです。

背中全体を包み込む形状の背もたれや、モールドウレタン素材を使った座面は、尾てい骨や座骨への負担を最小限に抑えるよう三次元成型されています。

17段階のリクライニング（最大135°まで後傾）、回転・昇降する肘掛け、オットマンを内蔵していたりと長時間のデスクワークに嬉しいさまざまな機能を搭載しています。

厳しい品質基準試験をいくつもクリアしたルセル ゲーミングチェアは、違和感を感じにくく、快適な姿勢をキープできるような工夫が散りばめられています。

ローバックチェアのおすすめ6選

スペースを取りたくない、打ち合わせが多い、インテリアやデザインを重視したい……。働く人同士のコミュニケーションが生まれる、開放感のあるオフィス作りにはローバックチェアがおすすめです。

シーンに合わせて選べ、さらにお手頃な価格で利用できるおすすめのローバックチェアをご紹介していきます。

AICO M-10

スタイリッシュなデザインが特徴のエグゼクティブ兼ミーティングチェア。

全面にメッシュ素材が使われ、目立ちにくいワイヤー式の調整機構を採用することで、主張しすぎないシンプルないデザインを実現しました。

腰回りがカーブした形状で、チェアの上部全体がロッキングできるため、疲れにくいこともポイントです。

洗練されたデザインは、さまざまなインテリアとコーディネートしやすく、開放的な空間づくりに一役買ってくれるでしょう。スタイリッシュな印象のM-10は、ミーティングルームなどにも来客が訪れる場所にもおすすめです。

エイルチェア

ミッドセンチュリーを彷彿とさせる洗練されたデザインのエイルチェア。カーブした木目調の肘掛けがポイントです。

PCやOA機器などで無機質になりやすいオフィスに、落ち着いたあたたかな印象を与えてくれます。異素材を組み合わせたこのチェアは、自宅のインテリアにも馴染みやすいことが特徴です。

背面と座面部分は合成皮革を使ったクッションで、型崩れしにくく、お尻への負担を最小限に抑えてくれます。デザインにこだわりを持つ人へおすすめのオフィスチェアです。

ゴードーチェア

どこか懐かしい印象の、レトロなフォルムのゴードーチェア。椅子の上部を同系色でまとめたシンプルなデザインながら、背面のステッチがアクセントとなっています。

座面にはクッション性があり、包み込まれるようなゆったりとした座り心地を生み出します。キャスター付きなので、ちょっとした移動のあるオフィスにも最適です。

ヴィンテージ感のある上品な素材が使われており、カラーはブラック、ブラウン、ネイビーの3色から選べます。インテリアにあわせてコーディネート可能です。

ITOKI バーテブラ

日本だけでなく、米国や中国でもグッドデザイン賞も受賞したITOKIのバーテブラチェアは、デザインと性能を兼ね備えています。

一見動きそうにない椅子に見えますが、座る人の動きに合わせて自然と正しく負担の少ない姿勢がとれるように設計されているのです。前傾すれば座面が前に傾き、後傾すれば座面が前方にスライドし、身体への余計な負荷を防ぎます。

コンパクトで狭い場所でも使いやすく、座る人の姿勢に合わせて疲れにくい工夫が満載。

手触りや質感にもこだわり、オフィスの印象をワンランク格上げする洗練されたデザインチェアです。

ITOKI レヴィ チェア

無駄な装飾を省いたシンプルなデザインながら、デスクワークをする人に嬉しい多様な機能を兼ね備えたレヴィ チェア。

カジュアルな空間に合うファブリック使いもポイントで、オフィス家具のITOKIならではのこだわりが詰まっています。

操作せずにロッキングするスマートロッキング、クッション性が高く座る人の姿勢に合わせて前傾する座面（キャンチチルトシート）など、長時間のデスクワークを快適にサポート。

可愛らしいボタンが施されたデザインのレヴィ チェアは、さまざまな空間に馴染みやすいでしょう。

バランスチェア

長時間のデスクワークからくる目の疲れ、肩こり、腰痛に悩む人に向けて、長年の研究を経て開発されたバランスチェア。膝部分のパッドで自然と全身を支えることで背骨を真っ直ぐに保ち、自然と正しい姿勢に導くように設計されています。

ロングセラーのこの椅子は、購入するとなると案外高いもの。レンタルなら、このようなチェアも気軽に試せることも魅力です。

まとめ

以上、手頃な価格ながら、機能性やデザイン性の高いおすすめオフィスチェアをご紹介しました。

失敗しないようにチェアの座り心地を確かめたいけれど、ゆっくり買いに行く時間もない……。

忙しい現代のビジネスパーソンにぴったりの家具のレンタルサービスを活用して、オフィスチェアを実際に使ってみながら、快適なオフィス空間を作ってみてはいかがでしょうか。CLAS BUSINESSなら、さまざまなシーンに合わせたオフィスチェアが豊富です。

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