自分らしく自由に。そんな暮らしの実現のため、誕生したCLAS。 不便さを解消し、自分らしさを見つけることができる暮らし方を提案したい。環境負荷を少しでも抑えた商品・サービスを生み出し、循環可能な社会の実現に貢献したい。こうした想いを大切に取り組んできた。
そんなCLASの想いや考え方を形にしたのが、今回ご紹介するオリジナル家具シリーズ「CIRCLE(サークル)」だ。CLASの価値観が詰まった「CIRCLE」について、デザインを担当したプロダクトデザイナーの早川泰さんにお話を聞いた。
シンプルでフレキシブル
みんなにうれしいCIRCLEのソファ
組み合わせやファブリックにより自在に変化
「CIRCLE」シリーズは、現在、ソファ、サイドテーブル、ダイニングテーブルで展開している。このシリーズのデザイン特長は、シンプルであること。そして、どんな人にも好みの形が見つかるよう選択肢が多様で、フレキシブルに利用できる点にある。
「ソファは、アームのないシンプルなデザイン。オットマンの位置によって、2人掛けから3人掛けソファにしたり、足をゆったり投げ出したり、暮らし方や気分、シーンに応じて、さまざまに組み合わせられるようにしました」
ファブリックの色も6種類から選ぶことができる。
「縦糸と横糸の色が大きく違う奥行きのある風合いのものを2色、ベルベットのような柔らかな素材感のものを4色取り揃えました。色によって全く雰囲気を変えることができます。生地の質感や色は部屋の印象を大きく変えるので、生地選びにはとてもこだわっています。CLASの商品の場合、通常の小売りと違い、販売すればOKではなく、長く使えて、循環できることが大切です。そのため、丈夫で質のいい生地を選びました。生地の種類は、今後も増えていく予定です」
気分や季節に応じてカバーを取り替えることができるのも、こだわった点だと早川さん。 また、座面の下部にある木のベースもデザインのポイントとなっている。
「木のベースによって、少しシャープなデザインになるよう工夫しています。木の色展開はナチュラルと黒の2色。生地との組み合わせ次第で、さまざまな表情に変えることができます」
一人暮らしのお部屋にもパーソナルスペースを
さらに、ワンシーターや、小ぶりのオットマンを用意したのも、さまざまな選択肢を提案し、自由で軽やかな暮らしを体現したいという思いからだ。
「ワンシーターのソファは、小売り市場でも選択肢が少ないのが実情です。でも、一人暮らしのお部屋にもソファを置きたいと考える方は多いのではないでしょうか。そこで、私たちは、一人がけのソファをご用意。パーソナルスペースをつくって、ぜひご自宅での時間を豊かに過ごしていただきたいと考えました。
小ぶりのオットマンの選択肢があることで、さまざまなお部屋に合わせることが可能になるのではないでしょうか。また、ソファに合う低いサイドテーブルもシリーズに加えました。ソファを背にして床に座って、食事をしたり、お友だちとお酒を飲んだりするシーンを思い浮かべて、デザインしています」
計算され尽くした使いやすさと、どんなお部屋にも馴染みやすいシンプルさ、さまざまな好みや条件に応じて組み合わせが選べるフレキシブルさなど、CIRCLEのソファには、自分らしく、自由に暮らすことができる工夫が詰まっている。