自分らしく自由に。そんな暮らしの実現のため、誕生したCLAS。
不便さを解消し、自分らしさを見つけることができる暮らし方を提案したい。環境負荷を少しでも抑えた商品・サービスを生み出し、循環可能な社会の実現に貢献したい。こうした想いを大切に取り組んできました。
そんなCLASの想いや考え方を形にしたのが、今回ご紹介するオリジナル家具シリーズ「CIRCLE(サークル)」です。CLASの価値観が詰まった「CIRCLE」について、デザインを担当したプロダクトデザイナーの早川泰さんにお話を聞きました。
長く使えてサスティナブル CLASの想いを形にしたCIRCLE
「CIRCLEシリーズは、その名の通り“循環”がテーマです。そこで今回、このシリーズをデザインする際に最初に話をしたのが、リペア・メンテナンスの担当者やお客さまサポートの担当者でした。製品を長く、質のいい状態で、お客さまに使っていただくにはどうしたらいいのかを考えたのです」
そして、早川さんが行き着いたのが、部品やパーツ数をできるだけ少なくすること。そして、パーツをバラバラに分解できる、ということでした。
「部品やパーツが少ないと構造がシンプルになり、ご自宅に届いた際に、お客さま自身が組み立てやすくなると同時に、メンテナンスもしやすくなります。 また、パーツをバラバラに分解でき、再度、組み立てられるようにすることで、どこか一部分が傷んだときも、その部分だけを交換すれば、製品を蘇らせることが可能に。修理がしやすく、きれいな状態を長く保てるサスティナブルな仕様になり、破棄する製品を減らすことができます。
加えて、ソファもテーブルも、木の色目が黒いバージョンを設け、ナチュラル色の木に多少の傷が生じても、黒の塗装によって、新品同様に生まれ変わらせることができるように、と考えました。これも “できるだけ捨てない”というCLASの環境への考え方から生まれたものです」
こうしたCIRCLEシリーズの仕様は、物流時の環境コストを抑えることにも貢献しています。
「分解してコンパクトにできるため、配送車のサイズを小さくしたり、人員を少なくできるなど、環境への負荷を軽減できます。 また将来的には、テーブルの脚だけ、ソファの生地だけなど、パーツのみを取り替えられるようにすることで、物流に大きなコストをかけることなく、今の気分にぴったりの選択を手軽におこなえるようにしたいと考えています」
シンプルな仕様にすることで、自由で軽やかな暮らしをご提案しながら、環境負荷を抑えることを両立。さらに製品をできるだけ長く、きれいな状態でお客さまにご提供できるなど、CIRCLEは、デザイン性や使い勝手がいいのはもちろん、循環可能な社会をつくりたいというCLASの思いが形になったシリーズといえます。