オフィスデスクの選び方!寸法や機能から徹底解説!
オフィスデスクはオフィスワークで一番向き合う時間も長く、重要な役割を果たすものです。そのため、デスク選びは妥協すべきでなく投資も惜しまない方がよいと言えるでしょう。
本記事では、オフィスデスクの基本性能を解説したうえで、業務内容に応じた具体的なデスク選びのポイントについても解説します。オフィス開設時のデスク選びに必要な情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
2.オフィスデスクの基本性能
2-1.デスクの横幅
2-2.デスクの奥行
2-3.デスクの高さ
2-4.デスクの材質、色
2-5.デスクの機能
3.オフィスのデスクを選ぶポイント
3-1.オフィスの全体像を把握する
3-2.デスクの使い方に合ったものを選ぶ
3-3.オフィスの雰囲気・広さに合ったものを選ぶ
4.デスク選びを「試行錯誤」したいならレンタルを検討する
5.オフィスデスク選びの具体例
5-1.書類仕事に向いているデスク
5-2.パソコン業務に向いているデスク
5-3.複数人による利用に向いているデスク
6.まとめ:オフィスにマッチしたデスクをレンタルで見つけてみませんか
オフィスにおけるデスクの役割とは?
オフィスワークでは、勤務時間の大半を自分のデスクの前で過ごすことになります。そのため、仕事に集中し、効率的に仕事を進めるためにデスクが果たす役割は大きいと言えるでしょう。
作業内容に合ったデスクを選ぶことができれば生産性にも寄与し、仕事の効率を大きく上げることができます。
また、デスクはオフィス空間の多くの部分を占めることになるため、デスクはオフィスのレイアウトや雰囲気を決める要素ともなります。気持ちの良い空間で快適に仕事をするうえでも、デスク選びは重要です。
つまり、デスクは、仕事の作業効率のみならず、オフィス全体の雰囲気も左右する重要な役割を担っています。
オフィスデスクの基本性能
作業内容やオフィスの雰囲気に合うデスクを選ぶためには、オフィスデスクにはどのような種類があるのか、オフィスデスクの基本性能を押さえておく必要があります。
ここでは、次の項目ごとに、オフィスデスクの基本性能を解説します。項目ごとに、サイズ、種類、特徴などを押さえておくようにしましょう。
- デスクの横幅
- デスクの奥行
- デスクの高さ
- デスクの材質、色
- デスクの機能
デスクの横幅
デスクの横幅の標準的なサイズは1,200mmです。
このサイズがあれば、デスクトップパソコンや電話を設置しつつ、書類や書籍を参照しながら仕事をすることもできます。
標準より小さめの1,000mmサイズのデスクは、ノートパソコンを使う場合、書類を参照する作業がほとんどない、または最低限である場合におすすめです。
標準より大きめの1,400、1,500mmサイズのデスクは、大きいサイズの資料を広げて作業を行う場合や、デュアルディスプレイを設置する場合に向いているサイズと言えます。
デスクの横幅が想定した作業内容よりも狭ければ、日々の仕事で大きなストレスを抱えることになります。オフィスの広さなどの都合もありますが、十分なサイズのデスクを選ぶようにしましょう。サイズを選ぶ際には、デスク上に設置する備品は何かという点に加えて、実際に作業するときに書籍や資料を広げることがあるのかなども考慮することがポイントです。
デスクの奥行
デスクの奥行は700mmが標準的なサイズです。
デスクトップパソコンを設置して、書類を広げて作業するような方は、それよりも広い800mmのサイズを選ぶと良いでしょう。
標準よりも小さな600mmのサイズは、コンパクトでどこでも手が届くというメリットもあるので、デスク上に広いスペースを必要としない場合には良いサイズです。
デスクの高さ
デスクの高さは、700mmのものと、720mmのものが広く流通しています。
700mmの高さは、JIS規格で標準とされるサイズです。JIS規格とは、製品の品質や寸法などの日本における標準規格のことです。
一方、720mmの高さは、一般社団法人日本オフィス家具協会が推奨するサイズとなっており、靴を履いた時の膝の位置を想定しています。
このどちらかのサイズを選んでおけば大きな間違いはないと言えるでしょう。
それ以外のサイズとして、海外製のデスクでは740mmというサイズも多いです。また、電動昇降式など、高さを自由に調整できるデスクもあります。
デスクの高さが合わなければ、椅子の高さで調整することも可能なので、デスクの高さは、横幅や奥行に比べると、こだわる必要性は低いと言えるでしょう。
デスクの材質、色
デスクの材質としては、スチール製のものと、木製のものがあります。
オフィスデスクで主流となっているのは、耐久性に優れ、メンテナンスもしやすいスチール製のデスクです。
一方で、木製のデスクは、スチール製のデスクと比べると耐久性に劣るものの、価格は比較的安い傾向にあります。
業務内容として、デスクに多くの物を載せることがほとんどない場合や、スタートアップ企業などがコストを抑えたい場合にはおすすめです。
デスクの色として最も多いのはグレー系で、無難で落ち着いた印象のオフィスになります。
その他では、ブラック系、ホワイト系、ブラウン系が人気です。
ブラック系は、シックな雰囲気、ホワイト系は明るい雰囲気、ブラウン系は温かみのある雰囲気のイメージとなります。
デスクだけでなく、壁紙や床の色など合わせてカラーを選ぶようにしましょう。
デスクの機能
大きさや色だけでなく、デスクは引き出し付きのもの、ブース付きのものなど、機能の選択肢が様々です。
引き出し付きのデスクには、左右どちらか一方に引き出しが付いている片袖机と、左右両側に引き出しが付いている両袖机があります。
引き出し付きのデスクは、収納力には優れていますが、座る場所が限定されるため、デスクを配置するスペースが狭い場合には、引き出しのない平机を選ぶのが良いでしょう。
また、従業員ごとにデスクを固定しない場合は、「フリーアドレスデスク」という複数人が座ることのできるデスクも選択肢となります。さらに、個別の従業員ごとにスペースを区切るブース付きのデスクなどもありますので、用途に応じて選ぶとよいでしょう。
オフィスのデスクを選ぶポイント
ここからは、オフィスの全体像や使い方などを踏まえ、実際にオフィスデスクを選ぶ際のポイントを解説します。
オフィスの全体像を把握する
まずはオフィスの広さ、そのオフィスで仕事をする人数などオフィスの全体像を把握したうえでデスクを選ぶことが重要です。
オフィスの広さと従業員の人数から必要なデスクの個数、デスク1個当たりにどの程度スペースを割けるかを確認することがデスク選びのスタートとなります。
広く快適なデスクを設置しても、椅子を置いて動ける十分なスペースがなければ、逆にストレスを抱える環境となってしまいます。デスクやチェアを配置した時、通路の広さは理想なら900mm、最低でも600mmは確保できるようにしましょう。デスクを設置できるスペース、椅子を置くスペースを把握して、余裕を持った配置にすることがポイントです。
デスクの使い方に合ったものを選ぶ
使う従業員の働き方に合ったデスクを選ぶのもポイントです。目の前のパソコン業務に集中することが重要なのか、周りとコミュニケーションを取りながら仕事を進める必要があるのかによっても選ぶべきデスクは変わります。
個々のデスクにビジネスフォンは必要なのか、普段の仕事は書籍や資料などを広げながら行うのかなどを考慮して、設置する備品や作業内容に合った広さのデスクを選ぶことが重要です。
大きいものを選んでおけばよいということもありません。例えば、作業内容に対して無駄に広いスペースがあると、メンバー間のコミュニケーションがとりにくくなり、逆に作業効率を落としてしまうこともあるでしょう。
オフィスのスペースから何となくデスクの大きさを決める方も多いですが、使い方を意識してデスクを選ぶことで、作業効率アップにつなげることができます。
オフィスの雰囲気・広さに合ったものを選ぶ
また、デスクの材質や色はオフィスの雰囲気に合わせたものを選ぶのがポイントです。作業に集中できる空間にしたいのか、明るく活発にコミュニケーションの取れる空間にしたいのかなど、理想のオフィスをイメージしながら、それに合わせた材質、色を選ぶようにしましょう。例えば、天板の材質が木材であれば暖かい雰囲気になりますし、スチール製のデスクは洗練されたイメージを演出できると考えられます。
デスク単体では使いやすく見えても、オフィスの雰囲気や広さに合わないものであれば機能を十分に活かせないことになるので、そのデスクをオフィスに設置したらどうなるのかを想像してデスクを選ぶことがポイントです。
デスク選びを「試行錯誤」したいならレンタルを検討する
冒頭でも伝えたように、デスクは働く上でずっと向き合うものであり、生産性にも大きく関わってくるものです。また、様々なデスクがある一方、購入して「ちょっと不便だな」「使いにくい」と感じても、廃棄や交換の手間もあってそのまま使ってしまうことも多いのではないでしょうか。
デスクだけでなく、オフィス家具は実際に使ってみないと本当に自分に合っているのかわかりにくいものです。そのため、「試行錯誤」したいと思う方には、レンタルで最適なデスクを選ぶこともおすすめします。CLAS BUSINESSであれば、法人向けの幅広いデスクを取り揃えていますし、配送から組み立てまでワンストップに対応し、最低利用期間もなく、返品・交換が自由にできます。
オフィスデスク選びの具体例
ここでは、これまで紹介したデスクの基本性能、デスク選びのポイントを踏まえて、実際の作業内容に合わせて、どのようなデスクが適しているのかを紹介します。
実際の使用方法に合わせて、どのようなデスクを選ぶべきかの参考にしてみてください。
書類仕事に向いているデスク
書類仕事が多い場合には、デスク上の広い作業スペースに加えて引き出しなどの収納スペースも必要です。
デスクの横幅や奥行は標準より大きいもの、機能としては両袖机や片袖机など収納スペースを備えたものを選ぶのが良いでしょう。書類を引き出しではなく、卓上で保管する場合には、より大きなデスクが必要になります。
実際の作業内容、書類などの保管方法をある程度洗い出した上でデスクを選ぶとよいです。
パソコン業務に向いているデスク
パソコン業務が中心の場合は、コンパクトでどこでも手が届くデスクが向いています。
デュアルディスプレイを導入する場合には、ディスプレイを設置するために、横幅は余裕を持たせた大きめのサイズを選ぶのがよいでしょう。この場合も、書類をほとんど使わないのであれば、奥行は標準サイズか小さめのものでも大丈夫です。
デスクの設置スペースに余裕がある場合には、L字型のデスクの使用も検討できます。デュアルディスプレイをL字型に設置すると、作業効率が大きく上がると考えられます。
1台のパソコンを複数人が交代で使用するような場合にはフリーアドレスデスクもおすすめです。
複数人による利用に向いているデスク
同じデスクを複数人で利用するなど、使用する従業員が固定されていない場合には、引き出しのないシンプルな平机やフリーアドレスデスクがおすすめです。
デスクに私物を置かないため収納スペースも不要です。デスクの大きさは、備品として固定電話やパソコンなど、多くのものを設置するのであれば、それに応じた大きさのデスクを用意します。
まとめ:オフィスにマッチしたデスクをレンタルで見つけてみませんか
オフィスデスクを選ぶにあたって、実際に使って後悔しないためには、選び方のポイントを押さえたうえでの事前の検討が必要です。一言にデスクといっても、様々な観点があることが伝わったかと思います。
一方、事前に十分検討しても実際に使用してみるとイメージと違った、ということは避けられません。それでも、一度購入してしまうと廃棄のコストや買い替えは難しく、試行錯誤できずに仕方なく使い続ける、というのが実情でしょう。今回の記事を読まれた方は、一度レンタルでオフィス家具・家電を利用してみてはいかがでしょうか。CLAS BUSINESSを利用することで、実際の使用感を確かめながらオフィスにマッチしたデスクを見つけることが可能です。