ベッド・マットレスの処分方法6選！費用相場は？引き取りや解体、引っ越し時の捨て方まで全解説

2025/12/02

ベッド・マットレスの処分方法6選！費用相場は？引き取りや解体、引っ越し時の捨て方まで全解説

引っ越しや買い替えで悩む、大きなベッドの処分方法。
「安く捨てたい」「重くて運べないから楽に処分したい」など、希望は人それぞれです。

この記事では、自治体の粗大ごみから不用品回収業者、引き取りサービスまで、ベッドの処分方法6選を徹底比較。

費用相場やマットレスの注意点も網羅し、あなたに最適な捨て方を必ず見つけてください。

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試して、あとから購入も選べます

ベッドの処分方法はどれがいい？
費用と手間の比較チャート

ベッドの処分方法は主に6つありますが、費用相場やかかる手間、時間は大きく異なります。

「とにかく安く済ませたい」のか、「お金がかかっても楽に捨てたい」のか。

まずは以下の比較表でそれぞれの特徴を把握し、自分の状況に合った最適な処分方法を見つけましょう。

あなたに合うのはどれ？
処分方法6パターンの比較表

ベッドの処分方法6パターンを、費用目安（相場）や手間の多さ、完了までのスピードで比較しました。

安さを重視するなら「自治体の粗大ごみ」が一番ですが、運び出しの手間がかかります。
一方で、楽さと時間を優先するなら「不用品回収業者」や「買い替え時の引き取り」がスムーズです。

ご自身の優先順位と照らし合わせて選んでみてください。

【安さを重視するなら】
自治体の粗大ごみ回収・持ち込みセンター

費用を抑えたい場合、最も確実で安価なのが自治体の粗大ごみ回収です。

これには自宅近くの集積所まで回収に来てもらう「戸別収集」と、ご自身で処理施設へ運ぶ「持ち込み」の2種類があります。

それぞれの申し込み手順と料金相場を詳しく解説します。

「戸別収集」と「持ち込み」の手順と料金相場

自治体で粗大ごみを処分する場合、事前の「申し込み」が必須です。
電話やインターネットで予約し、案内された金額分の「粗大ごみ処理手数料券（シール）」をコンビニや郵便局で購入するのが一般的な流れです。

手間はかかりますが、民間業者に依頼するよりも圧倒的に安い費用で処分できるのが最大のメリットです。

戸別収集

戸別収集を希望する時は、まず自治体の粗大ごみ受付センターへ電話やネットで予約を入れます。
購入した手数料納付券（シール）をベッドに貼り、指定された収集日の朝（8時頃まで）に、玄関先やマンションの指定集積所へ出します。

料金相場はシングルベッドで1,000円〜2,000円程度。
東京都新宿区の場合、シングルベッド（枠）は1,200円で収集してもらえます。（※）

※参考: 新宿区粗大ごみの処理手数料一覧

持ち込み

トラックや大型車を用意できる場合は、自治体のクリーンセンター（指定引取場所）へ直接持ち込むことも可能です。

戸別収集よりも手数料が安く設定されていることが多く、半額になったり、自治体によっては10kgあたり数百円、あるいは無料になったりするケースもあります。
ただし、身分証の提示や事前予約が必要な場合が多いため確認しましょう。

指定場所まで運べない場合はどうする？（運び出し収集）

ベッドは重量があるため、「玄関先や集積所まで運べない」という方も多いでしょう。

基本的に自治体の収集は「指定場所までの排出」がルールですが、高齢者や障害者のみの世帯などを対象に、屋内から運び出しをサポートしてくれる行政サービスを行っている自治体も存在します。

高齢者や障害者を対象とした訪問収集

65歳以上の高齢者のみの世帯や、障害者手帳をお持ちの方のみの世帯などで、自力での搬出が困難かつ身近に協力者がいない場合、「訪問収集（ふれあい収集）」を利用できる自治体があります。

全ての自治体で行っているわけではないため、まずはお住まいの役所へ相談してみましょう。

【ラクさを重視するなら】
買い替え時の引き取り・不用品回収業者

ベッドは重量があり、解体や搬出は大人一人では困難な重労働です。

「重くて運べない」「手間をお金で解決したい」という方には、購入店の引き取りサービスや民間の不用品回収業者がおすすめ。
自治体の収集より費用はかかりますが、プロに任せることで、労力を一切かけずに最短で処分を完了できます。

新しいベッドを買うなら
「引き取りサービス」がスムーズ

買い替えを検討しているなら、家具店や通販サイトの「引き取りサービス（下取り）」を利用するのが最も効率的です。

新しいベッドの配送時に古いベッドを回収してくれるため、自分で搬出する手間が省けます。

購入と同時に古いベッドを回収してもらえるため、
空白期間ができない

この方法の最大のメリットは、入れ替えのタイミングです。

新しいベッドが届くのと同時に古いベッドを持って行ってくれるため、「先に捨ててしまって寝る場所がない」「新しいベッドが来たのに、古いベッドが邪魔で設置できない」といったトラブルを防げます。

寝室のスペースが限られている場合に特におすすめです。

不用品回収業者なら即日回収も可能！
選び方の注意点

買い替えではなく処分のみを行いたい場合や、とにかく急いでいる場合は、民間の不用品回収業者が頼りになります。

トラックの手配から運び出しまで全て任せられますが、業者選びには注意が必要です。

急な引っ越しや、解体・運び出しを
全て任せたい場合に最適

「明日までに退去しなければならない」といった急な引っ越しでも、不用品回収業者なら即日対応してくれるケースが多いです。

また、ベッドの解体作業から部屋からの運び出し、トラックへの積み込みまで全ての作業をスタッフが行ってくれるため、依頼主は指示をするだけで済みます。

高齢の方や女性の一人暮らしでも安心です。

【重要！】悪徳業者に注意
「一般廃棄物収集運搬業」の許可や提携があるか

便利な反面、料金トラブルも多いため注意が必要です。

「無料で回収します」とアナウンスしながら巡回するトラックや、会社の所在地が不明な業者は利用しないようにしましょう。
後から高額な追加料金を請求される恐れがあります。

必ず自治体の「一般廃棄物収集運搬業」の許可を持っているか、または許可業者と提携しているかを確認し、作業前に明確な見積もり（追加料金なし）を出してくれる業者を選びましょう。

【難関】
ベッドマットレスの処分には要注意！
種類別の捨て方

ベッドフレームは解体すればただの「木材」や「鉄くず」ですが、マットレスはそうはいきません。

特に中にバネが入ったタイプは、自治体によって回収不可のケースもある「処分難易度S級」のアイテムです。

捨て方は中身の素材によって大きく異なるため、まずは自分のマットレスの種類を確認し、正しい処分ルートを知っておく必要があります。

スプリング（コイル）入りマットレスは
回収不可の地域も？

「ポケットコイル」や「ボンネルコイル」と呼ばれるスプリング入りマットレスは、処分において最も注意が必要です。

これらは「適正処理困難物」として扱われることがあり、地域によってルールが厳格に決まっています。
マットレスを処分する際に、お住いの地域でのルールを確認しておきましょう。

スプリングマットレスは解体が難しく、
自治体によっては回収していない。

スプリング入りマットレスは、布、ウレタン、そして内部の大量の金属バネ（コイル）が複雑に組み合わさっています。

これらは解体・分別が非常に困難であり、処理施設の粉砕機を故障させる恐れもあるため、自治体によっては粗大ごみとしての回収自体を行っていない（収集不可）場合があります。

事前に自治体の「ごみ分別辞典」などで確認が必須。

処分を決めたら、まずは自治体のホームページにある「ごみ分別辞典」や「粗大ごみ受付センター」の案内を必ず確認しましょう。

「スプリング入りは収集不可」「販売店や専門業者へ相談してください」と記載されている地域では、自治体回収は利用できません。
その場合は、不用品回収業者などを利用する必要があります。

解体して「燃えるごみ」に出すのは現実的？

「小さく解体すれば、家庭ごみ（燃えるごみ・燃えないごみ）として無料で出せるのでは？」と考える方もいるでしょう。

結論から言うと、素材によって「可能」か「危険」かが分かれます。

ウレタン（スポンジ）のみのマットレスなら
カッターで切断可能。

金属バネが入っていない「高反発ウレタンマットレス」や「折りたたみマットレス」であれば、解体は現実的です。

家庭用の大型カッターやハサミを使って小さく切断し、自治体の指定ごみ袋に入るサイズにすれば、「燃えるごみ」として出すことができます。
ただし、厚みがある場合はそれなりに力と時間が必要です。

スプリング入りマットレスの解体は、
専用工具と膨大な手間、怪我のリスクがあるため
推奨しない。

一方で、スプリング入りマットレスの解体は全くおすすめできません。

太い金属ワイヤーや数百個のコイルを切断するには、ボルトカッターなどの専用工具が必要です。
プロでも数時間かかる作業であり、切断したバネが弾けて怪我をするリスクも非常に高いため、無理をせず粗大ごみや業者に依頼するのが賢明です。

引っ越しと一緒にベッドを処分したい！
業者の対応は？

引っ越しはベッドを処分する絶好のタイミングですが、「当日に業者がついでに持っていってくれるだろう」と思い込むのは危険です。
実は、全ての引っ越し業者が家具の処分に対応しているわけではありません。

ここでは、引っ越し業者に引き取りを依頼する場合の注意点と、費用を抑えるための最適なタイミングについて解説します。

段取りを間違えると、退去日にベッドが部屋に残ってしまうトラブルにもなりかねないため、事前しっかり確認しておきましょう。

引っ越し業者の「不用品引き取りオプション」を
利用する

引っ越し作業と同時にベッドを処分できれば、搬出の手間は大幅に省けます。
多くの引っ越し業者では、オプションサービスとして不用品の引き取りや、提携している処分業者の紹介を行っています。

一部業者は有料で引き取り（または提携業者紹介）を
行っている

大手業者でも、エリアや条件によっては不要になった家具の引き取りを有料で実施しています。

自社で回収する場合もあれば、提携している産業廃棄物処理業者やリサイクルショップを紹介される場合もありますが、いずれにせよ引っ越しのプロが窓口になってくれるため安心感があります。

引っ越し見積もり時に必ず確認が必要。
当日依頼は断られることが多い。

重要なのは、必ず「見積もり時」に相談することです。

トラックの積載スペースや人員の手配が必要なため、当日にいきなり「これも捨ててほしい」と依頼しても、断られてしまうケースがほとんど。

見積もりの段階でベッドのサイズと処分したい旨を伝え、費用を確認しておきましょう。

費用を抑えるなら
「引っ越し前に自治体で処分」が鉄則

引っ越し業者への依頼は「楽」ですが、費用面ではデメリットがあります。

引っ越し業者のオプション料金は、処分費用に仲介手数料や作業費が上乗せされるため、自治体の粗大ごみよりも割高になる傾向があります。

費用の節約を最優先するなら、退去日の前日までに回収が終わるよう、計画的に自治体の粗大ごみを予約して出しておくのが鉄則。

繁忙期は粗大ごみの予約も埋まりやすいため、早めの行動がカギとなります。

【Q&A】　
ベッド処分に関するよくある質問

ベッドの処分について、まだ疑問が残っていませんか？

ここでは、多くの人が検索している「無料で捨てたい」「解体だけ頼みたい」といった、よくある質問に回答します。
疑問を解消して、スッキリとした気持ちで処分を進めましょう。

Q. ベッドを無料で処分する方法はありますか？

A.
状態が良ければ「ジモティー」などで譲る、リサイクルショップに売る方法があります。

人気のブランド家具で、シミやへたりがない美品であれば、リサイクルショップでの買取や、地元の掲示板「ジモティー」を利用して0円で譲渡できる可能性があります。

しかし、ベッドやマットレスは肌が触れる衛生用品のため、中古市場での需要は低く、引き取り手が見つかりにくい傾向にあります。

Q. ベッドの解体だけを業者に頼むことはできますか？

A.
便利屋や家事代行サービスなどで対応可能な場合がありますが、出張費がかかります。

「便利屋」や「家具組み立て代行サービス」などに依頼すれば、解体作業のみを行ってくれます。

小さく分解してもらえば、自治体の収集に出すことも容易になります。
ただし、作業費の他に出張費がかかるため、結果的に不用品回収業者に一括で頼むのと費用が変わらなくなる可能性もあります。

「処分の手間」をゼロに。
ベッドは「捨てない」時代の賢い選択

重たいベッドを解体し、収集場所まで運び、手数料を支払う…。
この一連の作業は、引越しや買い替えのたびに大きなストレスになります。

「捨てない」という新しい選択をして、「家具は買うもの」という常識を見直してみませんか？

引っ越しのたびに悩む「家具の処分」という
大きな負担

ライフスタイルが変わるたびに、家具の処分問題はついて回ります。

例えば、進学での一人暮らし、パートナーとの同棲、そして結婚。
人生のステージが変われば、必要なベッドのサイズもシングルからダブルへと変わります。

そのたびにまだ使えるベッドを、高い費用と手間をかけて廃棄するのは、お財布にはもちろん、環境への負荷という意味でも大きな負担です。

家具のサブスクCLASなら、ベッドの交換・返却も自由自在

そんな「処分」の手間とコストを根本から解決するのが、家具・家電のサブスクリプションサービス「 CLAS（クラス）」です。

購入して所有するのではなく、必要な期間だけ借りて利用する。

この「持たない」というスマートな仕組みが、重くて大きいベッドにまつわる全ての悩みからあなたを解放します。

不要になったら「返却」するだけ。処分の苦労から解放

CLAS 最大の特徴は、不要になったら「捨てる」のではなく「返却する」だけという点です。

粗大ごみのシールを買ったり、重いマットレスを必死に運んだりする必要はありません。
スマホから返却依頼をするだけで、専門業者が回収に来てくれます。

また、「同棲を始めるからシングルを返してダブルを借りる」「寝心地を変えたいからマットレスを交換する」といった変更も自由自在。

初期費用を抑えて高品質なベッドを使えるため、浮いたお金を引越し費用や、新しい生活を彩る他のインテリアに回せるのも大きな魅力です。

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自分に合ったベッドの処分方法を
見つけよう

この記事では、ベッドの処分方法について詳しくご紹介しました。
ベッドの処分方法は、何を優先するかで正解が変わります。

「費用を抑える」なら自治体の粗大ごみが最適ですが、解体や搬出の手間はかかります。「楽に済ませる」なら不用品回収業者や購入店の引き取りサービスが便利ですが、費用は高めです。

「処分不要」の CLAS のようなサブスクを利用するのも、賢い選択肢の一つ。

それぞれのメリット・デメリットを比較し、ご自身の状況に合った方法を選んでくださいね。