一人暮らしの初期費用最低50万は本当に必要？賃貸契約/引っ越し費用/家具・家電の最低金額を解説

2024/09/26

一人暮らしを始める際、初期費用がいくらかかるのか、把握しておきたいですよね。
通常、一人暮らしを始める費用は約 50万円が相場といわれています。

しかし、本当に50万円が必要なのでしょうか。
最低いくらあったら、一人暮らしを始められるのでしょうか。

今回は、一人暮らしに最低限必要な初期費用とその内訳、そして初期費用を抑える具体策についても解説します。

また、まとまったお金がなくても家具や家電をそろえる方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

一人暮らしの初期費用は最低でも家賃の4ヵ月分必要

一人暮らしにかかる初期費用は、主に3つ。
「賃貸契約にかかる費用」「引越し費用」「家具や家電の購入費用」です。

一人暮らしをはじめる際に必要になる、これら3つの初期費用の内訳を詳しく確認し、最低必要な金額を出していきましょう。

賃貸物件の契約にかかる費用

一人暮らしの初期費用のなかでも、最も高いのが賃貸物件の契約にかかる費用です。

賃貸物件を契約するときには、一般的に家賃の4〜6ヵ月分が必要になります。
内訳を以下の表にまとめました。

賃貸物件契約時に必要な費用の内訳

内訳	費用と内容
家賃／前家賃と日割り家賃	・翌月分の家賃と契約月の家賃（契約月の家賃は、契約した日から日割り計算で支払う）
敷金	・目安は、家賃の1～2ヵ月分・退去する際の部屋の修繕費用や家賃滞納時の支払いなどに充てる資金になる・退去後、修繕費用を差し引き、残金があれば返還される
礼金	・目安は家賃の1～2ヵ月分・大家に対し、お礼として支払うお金で、戻ってこない
仲介手数料	・目安は、家賃の0.5～1ヵ月分＋消費税・不動産会社へ支払う手数料
保証会社利用料	・家賃の0.5～1ヵ月分・保証会社を利用する場合に支払う費用。万が一家賃を支払えないときに保証会社が家賃の立て替えを行うサービス・契約時に、初回保証料として支払う（以降、更新の際に支払う）・月額で分割するケースもある
火災保険料	・2年契約なら、約2万円が目安・契約時に加入する
鍵交換料	・1.5～2.5万円程度が目安・鍵の種類により金額が変わる

では、家賃5万円の場合、最低必要費用をシミュレーションしてみましょう。

家賃5万円の場合の最低必要費用

内訳	費用
家賃（前家賃・日割り家賃なし）	5万円
敷金	5万円
礼金	5万円
仲介手数料	2.75～5.5万円
火災保険料	2万円
鍵交換費用	1.5万円
合計	21.25～24万円

家賃5万円の物件を、日割り家賃が必要ない月末に契約したときに必要な最低金額は、21.25〜24万円です。

ただし、保証会社を利用する場合は、合計金額は23.75〜29万円になります。

引っ越し費用

引っ越し費用は、時期・移動距離・荷物量で変わってきます。
引っ越す人が増える3月・4月は繁忙期のため、費用が高くなります。

一人暮らしの引っ越し費用の目安は、3〜10万円ほどです。

一人暮らしの費用について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

家具・家電購入費用

初めて一人暮らしをする場合は、生活に最低限必要な家具・家電・生活用品を準備しなければなりません。

ここでは、最低限用意しておきたい家具と家電の費用を解説します。

一人暮らしの最低限必要な家具と寝具の費用

家具	費用
カーテン	0.5万円
テーブル（センターテーブル）	1～3万円
寝具一式	1～3万円
合計	2.5万～6.5万円

一人暮らしの最低限必要な家電の費用

家電	費用
冷蔵庫	1～6万円
洗濯機	2～5万円
炊飯器	0.5～6万円
合計	3.5～17万円

家具と家電の購入費用の合計金額は、6〜23.5万円になります。

このほか、キッチン用具・食器・洗剤やシャンプー・タオルなどのこまかな日用品も必要です。
日用品はそれぞれが少額ですが、まとまるとそれなりの額になります。

一人暮らし初期費用の合計最低金額

では、一人暮らし初期費用の合計最低金額を出してみましょう。

前述した家賃5万円の場合の賃貸物件の契約金のシミュレーションに、一人暮らしで最低限必要な家具と家電の費用を足します。

内訳	必要最低金額
賃貸物件契約費用（家賃5万円・保障会社の利用なし）	21.25万円
引っ越し費用	3万円
家具と家電の購入費	10.1万円
合計	34.35万円

家賃5万円の場合の最低初期費用は、およそ34万円になりました。

「一人暮らしの初期費用の相場は50万円」といわれていますが、引っ越し費用・家具と家電の購入費を抑えることで、かなり安くなることが分かります。

では、次の章で、具体的に初期費用を抑える方法についてお伝えします。

一般的な一人暮らしの初期費用については、以下の記事をご覧ください。

一人暮らしの初期費用を安くする方法

一人暮らしの始めには、まとまったお金が必要ですが、初期費用を抑えるにはどうしたらよいのでしょうか。

ここからは、一人暮らしの初期費用を安くする方法を具体的にお伝えします。

家賃の費用を抑える

一人暮らしの初期費用を大きく占めるのは「家賃」です。
初期費用を抑えるには、安い家賃の物件を選ぶのが一番です。

駅から少し遠い物件や築年数が長く古い物件、また低層階の物件などは、
駅に近く、新しい上階の物件よりも家賃が安くなります。

家賃が安ければ、初期費用はもちろん、毎月の生活費もラクになりますよ。

敷金礼金ゼロの物件を探す

一人暮らしの初期費用を抑えるには、資金・礼金ゼロの物件を探すのもよい方法です。

ただし、敷金ゼロの場合は、退去時に部屋の修繕費やクリーニング費用を支払うことになるかもしれません。
最初に、退去時に関することを不動産会社に聞いておくことをおすすめします。

また、賃貸物件のなかには、数ヵ月分の家賃が無料になる「フリーレント」という物件もあります。
フリーレントの物件は、敷金・礼金も0円が多いので初期費用をかなり抑えられます。

オフシーズンに引っ越す

引っ越し料金が一番高くなる時期は、2〜4月です。
この引っ越しシーズンを外すと、引っ越し費用を抑えることができます。

また、土・日曜の引っ越しは費用が高くなるので、平日に引っ越せば、費用を抑えられるでしょう。

さらに、荷物が少ないほど引っ越し費用は安くなります。荷物を極力減らすことも考えてみてください。

引っ越し業者は、複数社に見積もりを出してもらい、安い業者を選ぶとよいでしょう。

自分で引っ越しする

引っ越し先が近く、荷物が少ないなら、車やレンタカーで友人や家族に手伝ってもらい引っ越す方法もあります。

ただし、荷物が多い場合や距離が遠い場合は、
食事代やガソリン代などが必要になるので、トータルでかかる金額を考えて決めましょう。

また友人には、謝礼やお礼の品を送るのが一般的。
それらの費用も考えて、自分で引っ越す方が節約できるかを考えてみてください。

家具や家電の購入費用を抑える

一人暮らしの初期費用のなかでも大きな支出になるのが、家具や家電です。

家具や家電は、フリマやリサイクルショップで購入すると安くなります。

そのほか、家具や家電を買わずにレンタルする方法も人気です。
お金がなくても、理想の家具や家電がそろえられる家具と家電のレンタル・サブスクについて、次の章で詳しくご紹介します。

まとまったお金がなくても家具や家電をそろえる方法

初期費用を抑えながら、必要な家具と家電をそろえるには、レンタル・サブスクを利用するとよいでしょう。

家具と家電のレンタル・サブスクは、購入費用を支払わずに、おトクな月額使用料で家具や家電を使えます。

CLAS はおしゃれな家具と機能性の高い家電をそろえる、家具と家電のレンタル・サブスクサービスです。

CLASが人気の理由

引越し先に家具や家電を届けてもらえば、引っ越し費用も抑えられる
ライフスタイルが変わって不要になったら、返却するだけでいい
レンタル中にほかの家具や家電に借り換えできる
長く使うほどおトクになる
手軽に借りられる家電セットがある

CLAS のおトクな家電セットをご紹介します。

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一人暮らしの初期費用 最低50万は本当に必要？賃貸契約/引っ越し費用/家具・家電の最低金額を解説

目次

一人暮らしの初期費用は最低でも家賃の4ヵ月分必要

賃貸物件の契約にかかる費用

引っ越し費用

家具・家電購入費用

一人暮らし初期費用の合計最低金額

一人暮らしの初期費用を安くする方法

家賃の費用を抑える

敷金礼金ゼロの物件を探す

オフシーズンに引っ越す

自分で引っ越しする

家具や家電の購入費用を抑える

まとまったお金がなくても家具や家電をそろえる方法

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