ベビーバスの選び方ガイド！必要性からタイプ別メリット・ワンオペのコツまで

2025/12/02

プレママ・プレパパは赤ちゃんを迎える準備などで目まぐるしい日々を過ごしているかもしれません。
本当にお疲れさまです。

そんな出産準備の中でも「ベビーバス」選びに悩む人もいるでしょう。
ベビーバスは赤ちゃんの沐浴に欠かせないアイテムではありますが、使用する期間が短かったり、色んな種類があって何を選べばいいかわからなかったりするものです。

また、ベビーバスのタイプによってワンオペや腰の負担などの使い勝手も変わってきます。沐浴自体、赤ちゃんの健康のために必要なものですが、慣れないうちは親の体に負担がかかってしまうでしょう。

そこで今回は、ライフスタイルに合ったベビーバスの賢い選び方や、ワンオペを乗り切るコツなどを紹介します。

赤ちゃんはもちろん、プレママ・プレパパにとって使いやすいベビーバスを選べば、沐浴タイムもラクになるはずです。

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ベビーバスって本当に必要？
使い始める時期と卒業の目安

赤ちゃんにとって沐浴は大切な時間になりますが、「それならベビーバスではなく普通の浴槽でも良いのでは？」と考える人も多いです。
しかし、実際にはベビーバスを準備した方がいいと言えます。

ここで、ベビーバスの必要性や使い始める時期、卒業の目安を解説します。

大切な沐浴の疑問
なぜ赤ちゃん専用のお風呂が必要なの？

そもそもなぜベビーバスのような赤ちゃん専用のお風呂が必要となってくるのでしょうか？

その理由として、まだおへそが乾いていない点が挙げられます。

生まれてから2～3週間でへその緒が外れると、おへそも完全に乾きます。
しかし、おへそが乾いていない状態で大人と一緒の浴槽に入るとそこから細菌などに感染する可能性があるため、ベビーバスは必要と言えるでしょう。

実際に、東京都生活文化局消費生活部がベビーバスの使用経験について調査したところ、「ベビーバスを使用した／している」と回答した人の割合が80.7％、「ベビーバスを使用しなかった／していない」と回答した人は19.3％でした。

つまり、先輩パパママの約8割はベビーバスを使っていることがわかります。

出典：ベビーバスの安全な資料に関する調査,東京都生活文化局消費生活部

ベビーバスを卒業するタイミングは？
長く使う先輩ママもいます

生後2～3週間でへその緒が外れて、おへそも完全に乾いたタイミングで1ヵ月検診が行われます。

1ヵ月検診の際に医師から「一緒にお風呂に入っても大丈夫」と許可が下りればベビーバスを卒業することが可能です。
ただし、東京都生活文化局消費生活部のアンケート調査では、ベビーバスを止めた時期について、生後3ヵ月以降も使っていた人は約半数以上を占めていることがわかっています。

医師から許可が下りたとしても、首がちゃんとすわるまでは支えるのが不安なのでベビーバスを使用しています。
また、ワンオペ時に一時的な待機場所として活用する際にもベビーバスが活用できることから、意外と長く活用できます。

後悔しない選び方
本当に合うベビーバスを見つけるには

赤ちゃんやプレママ・プレパパにとって使いやすいベビーバスを見つけるためにも、種類ごとのメリット・デメリットを把握しておきましょう。

ここで、後悔しないベビーバスの選び方を紹介します。

ベビーバス5種類の特徴
メリット・デメリットを比較

ベビーバスは大きく5つの種類に分けることが可能です。
それぞれどのような特徴を持っており、どんな違いがあるのでしょうか？

ここで、各種類のメリット・デメリットを比較していきましょう。

エアータイプ

エアータイプは、使用する際に空気を入れて膨らませるタイプのベビーバスです。
横長の形状をしているものや、円筒型になっているものもあります。

エアータイプを使用するメリットは、まず空気によってふわふわな感触であり、赤ちゃんがぶつかってケガをする心配が少ない点が挙げられます。

また、空気を抜いてしまえばコンパクトに折りたたむことができ、収納スペースも取りません。
持ち運びがラクなので、例えば里帰りや旅行などで持って行っても邪魔になりにくいです。

ただし、毎日使う場合は空気の出し入れが大変であり、基本的にはそのまま出して使用するケースが多いです。
また、ビニール素材なので穴が開いてしまうと空気が抜けてしまい、使えなくなってしまいます。

折りたたみタイプ

折りたたみタイプは、簡単に折りたたみができるベビーバスです。
収納スペースを確保するのが難しい場合でも、折りたたみタイプであれば普段使った後も簡単に収納できます。

丈夫でしっかりとした作りになっていることが多く、安心して使用できます。
また、ベビーバスは基本的に沐浴で活用しますが、子どものプールなど多目的に長く使いやすいのもメリットと言えるでしょう。

折りたたみタイプのデメリットとしては、エアータイプに比べて重量があり、持ち運びはしにくい点が挙げられます。
また、何度も組み立てているうちに耐久性が低下し、場合によっては壊れてしまう可能性があることにも注意しましょう。

シンクタイプ

シンクタイプは、キッチンのシンクや洗面台にはめ込み使用できるタイプのベビーバスです。
シンクタイプにもさまざまな種類があり、例えば折りたためるものやコンパクトな形状などもあります。

他のベビーバスは使用する際に、パパママが屈まないといけないことから、足や腰への負担が気になるものです。

しかし、シンクタイプなら立ったままの姿勢で使えるので、腰の負担は軽減されます。
また、ワンオペで沐浴する場合にも負担が少なくなるのは大きなメリットと言えます。

一方で、シンクタイプのベビーバスを購入する際にはそもそもシンクのサイズに合うものを選ぶ必要があるため、サイズを正確に測っておかなくてはなりません。
また、沐浴で使用しているときは他の人がシンクを使えなくなります。

床置きタイプ

床置きタイプは、床に置いて沐浴をする際に活用できる、比較的オーソドックスなタイプのベビーバスです。
多くの床置きタイプはしっかりとした作りになっています。

床置きタイプのメリットは、床に接する面に滑り止めが付いていることです。
これにより、滑りやすいお風呂場でも安全に使えるようになっています。

また、床置きタイプには底面から水抜きができる機能付きも多く、機能性に優れているのもメリットの1つです。

ただし、床置きタイプは基本的に大きく作られていることが多く、場所を取りやすくなっています。
収納に困りやすいだけでなく、処分も面倒な点には注意が必要です。

マットタイプ

マットタイプは、スポンジや発泡スチロールなど柔らかい素材で作られているベビーバスです。
シンクや洗面台を直接ベビーバスとして代用したい場合に、マットタイプを敷くことで滑りにくさをプラスできます。

マットタイプを活用することでシンクや洗面台のひんやり感を防ぐことができ、桶や衣装ケースなど代用容器に活用する際も便利です。
また、ベビーバスを卒業してからも赤ちゃんを寝かせながら体を洗う際に活用できます。

デメリットは、乾きにくい点が挙げられます。
特にスポンジタイプは表面に水分が残っていなくても内部に残っている可能性があり、そこからカビが繁殖する可能性もあるので注意が必要です。

沐浴場所はどこがいい？
ワンオペ・腰痛をラクにする方法

ベビーバスの種類に加えて、どこで沐浴を行うかも検討しておくことが大切です。

ここで、ワンオペ・腰痛をラクにするベビーバスや沐浴場所の選び方を解説します。

ワンオペの強い味方

沐浴のワンオペを少しでもラクにしたいなら、水抜き栓（止水栓）付きのベビーバスを選ぶのがおすすめです。

ベビーバスを片付ける際に、お湯で重くなったベビーバスをひっくり返すのは非常に手間がかかってしまいます。
しかし、水抜き栓が付いていれば、栓を抜くだけで簡単にお湯を捨てられるので、後片付けは劇的にラクになるでしょう。

沐浴場所の選び方

沐浴をする場所といえば浴室をイメージする人もいますが、キッチンのシンクや洗面台を活用することも可能です。

シンクや洗面台は立ったまま沐浴ができるため、腰への負担も軽減します。
また、浴室は寒さが気になりますが、キッチンや洗面台なら浴室に比べて寒さも気にならず、比較的暖かい場所で沐浴が可能です。

特に腰痛が心配な方は、立ったまま沐浴ができるタイプのベビーバスを選ぶと良いでしょう。

知っておきたいベビーバスの
安全対策と注意点

ベビーバスを使用する際には、赤ちゃんへの安全対策を講じることが重要です。
ここで、事前に知っておきたいベビーバスの安全対策と注意点を紹介します。

ずり落ち防止機能

ベビーバスによっては赤ちゃんを支えるための窪みや「股受け」と呼ばれる凸状の形をしているタイプなどがあります。

沐浴中の安全面を考えるためにも、ストッパーや股受けなどがあるタイプを選んだ方が安心です。

【重要】目を離さない！

ずり落ち防止機能が付いているからといって絶対に安全というわけではありません。

東京消防庁管内で発生したベビーバス使用中の事故では、赤ちゃんの体を洗っている時に別の場所に目が行っており、気づいたら腕が下がっていて赤ちゃんの口元まで水が来ていたケースや、ベビーバスで入浴させている最中にバスタオルを取りに行ったところ、赤ちゃんの顔が水に入っていたケースなどがあります。

このように、どんな安全機能があっても水没の危険性があるのです。

そのため、安全面に考慮したベビーバスを購入することも大事ですが、そもそも沐浴中は赤ちゃんから手と目を離してはいけないことを認識しておきましょう。

出典：東京くらしWEB「ベビーバスを適切に使用しましょう」

水温の確認

赤ちゃんはのぼせやすいので水温は大人よりぬるめの温度設定にすることが大切です。

夏場なら37～38℃、冬は40℃程度が目安になります。

手で触っても確かな温度はわからないため、温度表示機能が備わったベビーバスを選んだり、湯温計を活用して温度を測ったりしてみましょう。

衛生面への配慮

清潔な環境で沐浴ができるように、衛生面にも配慮したベビーバスを選ぶことも大切です。

例えばベビーバスは使い終わった後にきちんと水気を拭いておかないとカビが発生しやすいですが、水切れの良いベビーバスを選べばカビの発生も防ぎやすくなります。

また、製品によっては吊り下げて乾かせるようにフックが備わっているものもあります。
床に置きっぱなしにすると接地面に水気が溜まりやすく、カビも発生しやすくなることから、吊り下げて収納できるタイプも検討してみましょう。

赤ちゃんもごきげん！
沐浴を成功させるための
「手順」と「3つのコツ」

パパママの中には初めての沐浴で不安に感じている方もいるでしょう。
そこで、沐浴を成功させるための手順と3つのコツについて解説します。

沐浴の基本手順
（準備～着替えまでをスムーズに）

赤ちゃんはのぼせやすいことから、沐浴をする時間は 5～10分を目安に手早く行うことが大切です。

手順としては、まず沐浴後にすぐ体を拭き、着替えさせられるように準備を整えてから、ベビーバスにお湯を張ります。

赤ちゃんを安心させるためにガーゼや沐浴用の布でくるみ、ゆっくりとお湯につけてあげます。

目や顔をやさしく洗い、汗や汚れを取り除きましょう。
顔をきれいにしたら頭と体をやさしく洗います。
体を洗ったらあがり湯を赤ちゃんにゆっくりとかけ、すすぎます。

泡がきれいに取り除けたら完了です。

ここまでの工程を5～10分以内に済ませるようにします。

バスタオルの上に赤ちゃんを乗せ、体をくるむように水分を取りましょう。
あとはベビーローションやベビーオイルなどを使って肌を保湿し、着替えさせれば終了です。

沐浴時に気をつけたい
3つの大切なコツ

沐浴を行う際に、いくつか気をつけたいポイントがあります。
事前に把握しておき、赤ちゃんにとって快適な沐浴となるようにしましょう。

決まった時間

沐浴をする時間帯に決まりはないものの、毎日同じ時間に沐浴をするのがおすすめです。

毎日同じ時間に行うことで生活リズムが整い、赤ちゃんも「そろそろお風呂の時間」とわかるようになって、機嫌も良くなりやすいです。

ただし、沐浴をさせるなら授乳直前または直後の時間帯は避けるようにしましょう。
お腹が空いていると赤ちゃんは泣いてしまいますし、授乳直後に沐浴をすると戻しやすい傾向にあります。

湯冷め対策

沐浴で体を温めても、部屋が寒ければすぐに湯冷めをしてしまいます。
湯冷めを防ぐためにも、室温は22～23℃に保つことが大切です。

また、バスタオルや着替えの準備をする際に、肌着とベビーウェアを重ねておくことで、素早く着させられます。
湯冷めさせないために早く着替えさせる工夫を取り入れてみましょう。

洗い残しをなくそう

沐浴を手早く済ませようとすると、洗い残しに気づかないケースもあります。
特に皮脂汚れが溜まりやすい首のしわや耳の後ろ、脇下、さらに便で汚れやすい股・お尻の部分は忘れずに洗うようにしましょう。

また、しっかり洗ったとしてもすすぎが不十分で、泡が残った状態だとかぶれる要因になります。
手早く行うことは当然大切ですが、すすぎ忘れがないようにすることも重要です。

短期間のベビー用品こそ
賢いレンタル・サブスクという選択

ベビーバスも含め、ベビー用品は必要な期間が限られており、すぐ処分するとなると「もったいない」と感じてしまう人も多いでしょう。

そのため、短期間しか使わないベビー用品こそ、レンタル・サブスクサービスの活用がおすすめです。
ベビー用品のレンタル・サブスクは、手軽な月額費用でベビー用品を使えるサービスになります。

ベビー用品をレンタルできるサービスも複数ありますが、特に「 CLAS（クラス）」は良いものを手軽な価格で提供するレンタル・サブスクサービスです。

ここで、 CLAS を活用するメリットについて詳しく解説します。

ベビー用品は「買わない」
という選択が賢い理由

ベビーバスは長く活用することも可能ですが、その種類によって限定的な使い方しかできず、結局使わなくなることもあるでしょう。
しかも床置きタイプなど折りたたみができないタイプは、収納スペースを圧迫しやすいというデメリットもあります。

短期間しか使わないベビー用品だからこそ、購入せずにレンタル・サブスクを選べば、手頃な月額料金で必要な期間だけベビー用品を利用できます。

処分にかかる手間や初期費用なども抑えられることから、「買わない」という選択肢も検討してみましょう。

CLASなら安全品質で
ママも赤ちゃんも安心

ベビー用品のレンタルサービスというと、「本当に安全なのか」「すぐ壊れるのではないか」と不安に感じる人も多いはずです。

しかし、 CLAS では安心してお使いいただけるよう、取り扱っている製品はすべて徹底したメンテナンスを実施しています。

例えば返却されたベビー用品は、専門スタッフによって子どもにも安全な重曹、アルカリ電解水、中性洗剤などを活用し、細かいところまで丁寧にクリーニングをしています。
アルコールを使わずにクリーニングをしているため、安心してお使いいただけるでしょう。

また、ベビー用品をレンタルしているときに汚れてしまった場合でも、注文時に補償オプションを付けることで、汚れに対する不安も軽減されます。

成長に合わせて
最適なベビー用品を選べるCLAS

CLAS ではベビーベッドやバウンサーなど、短期間だけ必要な育児用品も多数取り扱っています。

手頃な月額料金からレンタルできるのはもちろん、交換・返却も月単位で行うことができ、しかも梱包の手間もかかりません。
育児や家事で忙しい方も安心して利用できます。

レンタル・サブスクサービスを提供する CLAS だからこそ、赤ちゃんによって異なる成長スピードに合わせて、ベビー用品を借りたり返したりできるのです。

家具と家電のレンタル・サブスクCLASのベビー用品を見る

赤ちゃんの健康のために
ベビーバスで正しい入浴を

新陳代謝が活発な赤ちゃんは、1日1回は沐浴で肌をきれいに洗ってあげる必要があります。そんな沐浴に欠かせないのがベビーバスです。

ベビーバスは使用する期間が短いことで購入しようか迷っている人もいるかと思いますが、初期費用を抑えるなら「レンタル」を活用するのも賢い選択肢と言えます。

ベビーバスを選択する機会を活用して、他のベビー用品もレンタルを取り入れられないか検討してみてはいかがでしょうか。