冷蔵庫の温度設定は何度が正解？節電につながる最適な温度を解説

2025/08/28

「買った冷蔵庫の温度設定『中』で合ってる？」
「食材を長持ちさせる温度は何度？」
「温度設定で電気代は高くなる？」
「冷蔵庫の冷えが悪いけど、故障？」

暮らしに欠かせない冷蔵庫ですが、意外と知らないのが「最適な温度設定」。
実は、冷蔵庫の温度を正しく管理するだけで、食材の鮮度がぐっと長持ちしたり、気になる電気代を節約できたりするんです。

この記事では、そんな冷蔵庫の温度に関する悩みを解決します。

冷蔵室や野菜室など場所ごとの最適な温度を見やすい一覧表で解説。さらに夏・冬の温度設定、「冷えない・凍る」などトラブルの対処法まで解説しますので、参考にしてください。

正しい温度管理のポイントを知って、冷蔵庫を最適な環境で使いましょう！

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使って試して、あとから購入も選べます

【場所別】
冷蔵庫の最適な温度の目安一覧

冷蔵庫の中は、場所によってそれぞれ適切な温度が異なります。まずは、どのスペースにどんな食材を保存するのがベストなのか、一覧表でチェックしてみましょう。

場所	温度の目安	保存におすすめの食品
冷蔵室	約2～6℃	日常的に使う食品（卵、豆腐、作り置きのおかず、飲み物など）
野菜室	約3～8℃	野菜、果物、お米など
チルド室	約0℃	肉、魚、発酵食品（納豆、チーズ）、加工食品（ハムなど）
冷凍庫	約-20℃ ～-18℃	冷凍食品、アイス、肉・魚の長期保存、パン、ごはんなど

冷蔵室｜約2～6℃
毎日の食品を新鮮に保つ温度

冷蔵庫のメインスペースである冷蔵室は2〜6℃が目安とされています。日常的に使う卵や豆腐、作り置きのおかずなどを保存するのに最適です。

ただし、広い冷蔵室は場所によって少し温度差があるのがポイント。冷気の吹き出し口付近は冷えやすく、ドアの開閉で外気の影響を受けやすいドアポケットは少し温度が高めです。

飲み物や調味料など、温度変化に強いものはドアポケットに入れるなど、場所によって使い分けるのがおすすめです。

野菜室・チルド室｜約3～8℃
野菜や生鮮食品を長持ちさせる温度

野菜室の温度は約3～8℃ と、冷蔵室より少し高めに設定されています。これは野菜を冷やしすぎによる劣化から守り、適度な湿度で鮮度をキープするためです。

ただし、きゅうりやナス、ピーマンといった夏野菜は低温に弱いので、新聞紙にくるんで入れるなど、冷えすぎない工夫をするとさらに長持ちします。

チルド室は約0℃ という「凍る直前」の温度で、肉や魚などの生鮮食品や、納豆・チーズといった発酵食品の鮮度保持に最適です。

数日以内に使う予定の食材は、冷凍せずにチルド室で保存するのが良いでしょう。

冷凍庫｜約－20℃～－18℃
－18℃以下がおいしさを保つ基準

冷凍食品や作り置きの食材を、おいしさも栄養もキープしたまま長期保存したいですよね。それを実現する冷凍庫（冷凍室）の最適な温度は、約－20℃～－18℃ が目安です。

実はこの－18℃以下の環境が、食品のおいしさを守るカギ。鮮度を落とす原因になる菌の活動がほぼストップするので、安心して長く保存できるんです。この温度をしっかり保つことで、冷凍食品はもちろん、お肉やお魚、ごはんなども風味を損なうことなく、安心して長期間ストックできます。

ちなみに、多くのメーカーでは約－20℃～－18℃に設定されていますが、JIS規格（日本産業規格）では、－18℃以下に定められています。

参考：電気冷蔵庫及び電気冷凍庫のJIS改正について

冷蔵庫の温度管理で節電！
設定方法からお悩み解決まで

最適な温度がわかったところで、次は具体的な設定方法や、より効果的に冷蔵庫を使うためのポイントを見ていきましょう。
毎日のちょっとした工夫が、電気代の節約にもつながります。

温度設定の基本｜「強・中・弱」の調整方法と場所

冷蔵庫の温度は、庫内にあるダイヤル式のツマミか、ドアの操作パネルで設定するのが一般的です。

ダイヤル式の場合、「強・中・弱」のメモリがありますが、これは「中」設定を基準に、「強」にすると約2〜3℃低く、「弱」にすると約2〜3℃高くなるのが一般的です。

まずは基本の「中」で使い、庫内の状況や季節に合わせて調整してみましょう。

季節に合わせた温度調整で電気代を節約

冷蔵庫は外の気温に影響を受けやすいため、一年中同じ設定のままだと、無駄な電力を消費してしまうことがあります。

気温が高い夏は「中」から「強」へ、室温が下がる冬は「弱」から「中」へと設定を見直すのがおすすめです。このひと手間で、食材を適切に保冷しつつ、電気代の節約にもつながります。

出典：経済産業省資源エネルギー庁,省エネポータルサイト

温度を保つ4つの節電ポイント

日々の使い方を少し意識するだけでも、冷蔵庫の温度は安定し、節電効果が期待できます。

ドアの開閉は素早く、回数は少なく

庫内の冷気を逃がさないために、食品はまとめて取り出し、開けている時間を短くしましょう。

食品の詰め込みすぎに注意

冷気の通り道を作るため、冷蔵室は7割程度の収納に。一方、冷凍室は凍った食品同士が保冷しあうため、すき間なく詰める方が効率的です。

熱いものはしっかり冷ましてから

熱いものをそのまま入れると、庫内の温度が急上昇し、冷やすために余分なエネルギーを使ってしまいます。

壁から5〜10cm離して放熱スペースを確保

冷蔵庫の周りに適切なスペースがないと、熱をうまく逃がせず、冷却効率が落ちてしまいます。

それでも冷えない・凍る場合は？

「設定も使い方も見直したのに、なんだか冷えが悪い」
「野菜室の野菜が凍ってしまう・・・」

そんなときは、ドアのパッキンが劣化して隙間ができていないかなどを確認してみましょう。
温度設定や食品の入れ方を見直しても改善しない場合、冷蔵庫本体に問題が起きているのかもしれません。以下のような症状がないか、チェックしてみましょう。

故障かも？と思ったら
確認したいチェックリスト

庫内が冷えない・ぬるい
設定温度よりも明らかに庫内がぬるく感じたり、食品が傷みやすくなったりしていないか。

氷ができない・溶ける
自動製氷機で氷が作られなくなったり、できた氷が溶けてしまったりしていないか。

駆動音がずっと続く・異音がする
以前は静かだったのに「ブーン」というモーター音がずっと鳴りやまなかったり、「カラカラ」といった普段しない音がしたりしないか。

もし、これらのサインに1つでも当てはまる場合は、冷蔵庫の寿命が近づいている可能性があります。
より詳しい原因や対処法については、こちらの記事で解説しています。

野菜室やチルド室モデル
省エネモデルも試せる
家電のレンタル・サブスク

「食材をもっと新鮮に保ちたいから、チルド室付きの冷蔵庫に興味がある」
「最新の省エネモデルって、本当に電気代が安くなるのかな？」

冷蔵庫を買い替えるとなると、機能や性能が気になる一方、購入費用は大きな悩みどころですよね。

そんな方におすすめなのが、購入せずに月々定額で家電を利用できる「家電のレンタル・サブスク」という新しい選択肢です。

家電のレンタル・サブスクのメリット

気になる機能を手頃な月額で試せる
省エネモデルを1ヵ月から家で使って試せる
故障の際のサポートも万全

ここからは、家電のレンタル・サブスクCLAS（クラス）のメリットを具体的にお伝えします。

気になる機能を手頃な月額で試せる

野菜室やチルド室は便利で良さそう。でも価格が高いので失敗したら嫌だな…と二の足を踏んでいませんか？

精度が良く便利な冷蔵庫が家にあると、家事は格段にラクになり、毎日美味しいご飯がたべられます。

でも高い冷蔵庫を買うのが不安なら、家電のレンタル・サブスクCLAS で試すことができます。CLASは月額制だから、手頃な価格で家で実際に使って試せます。

気に入ったらあとから購入も可能。その際、レンタル料金は差し引かれるので、安心です。

省エネモデルを1ヵ月から家で使って試せる

長く同じ冷蔵庫を使っているなら、省エネ冷蔵庫に替えると、性能は上がるのに電気代がグッとおトクになりますよ。

だけど「本当に電気代が安くなるの？」「その分使い勝手が悪くないの？」と気になるかもしれません。

家電のレンタル・サブスクCLAS なら、1ヵ月から利用できるので、実際に自宅で使ってみて、電気代がどれくらい変わるのかを実感してから購入することもできます。

突然の故障も安心！修理・交換のサポートも万全

冷蔵庫は長く使用すると、経年劣化で性能が衰えることも・・・。一般的に冷蔵庫の寿命は10年といわれています。もし、お使いの冷蔵庫が10年以上で、「冷えない」と悩みなら、そろそろ買い替えの時期かもしれません。

買い替え前に試すなら、家電のレンタル・サブスクCLAS がおすすめ。
家電のレンタル・サブスクCLASで冷蔵庫をレンタルした場合、通常利用の範囲での故障は、無償。突然の出費や面倒な手続きの心配なく、毎日快適に冷蔵庫を使い続けられます。

さらにCLASには、今お使いの冷蔵庫の引き取りオプションもあるので、処分の手間なく新しい冷蔵庫を使い始められます。

CLASでレンタルできるおすすめ冷蔵庫

最適な温度管理で節約しながら
食材も長持ちさせよう

今回は、冷蔵庫の最適な温度設定は、以下の通りです。

冷蔵室　約2～6℃
野菜室　約3～8℃
チルド室　約0℃
冷凍庫　約-20℃～-18℃

冷蔵庫の温度設定は、少し見直すだけで「食品ロスの削減」と「電気代の節約」という、嬉しい二つの効果につながります。まずはご自宅の冷蔵庫の設定を確認し、季節や使い方に合わせて調整してみてください。

もし、「もっと便利な機能がほしい」「省エネ性能が気になる」といった理由で買い替えを検討するなら、購入だけでなく「試せる」レンタル・サブスクという選択肢も、あなたの暮らしを豊かにする賢い方法の一つです。チェックしてみてくださいね。