洗濯機の嫌な臭いの原因はカビ？排水溝？原因別の掃除と7つの予防策

2025/10/07

「洗濯したのに、このタオルなんだか臭い・・・」
そんな経験をした人は結構いるのではないでしょうか？

洗濯ものから漂う、顔を背けたくなるような嫌な臭い。
どうして発生するのか知りたいものですよね。

実は、洗濯物の臭いは「生乾き」と洗濯槽の「カビ」などの菌が原因です。

「ちゃんと洗濯して干してるのに、臭いがする」
「洗濯槽を掃除しても、臭いが消えない」という方もいることでしょう。

この記事では、臭いの原因を正しく突き止めて、効果的な掃除方法、そして臭いを繰り返さないための日々の予防策をお伝えします。

最後まで読んでいただければ、嫌な臭いをまとめて解決できますよ。
臭いの悩みを解消して、毎日気持ちよく洗濯できる暮らしを目指しましょう！

手軽な月額でレンタル・交換・返却

試して、あとから購入も選べる

【臭いの種類別】生乾きやカビ、排水溝も？
洗濯機の5大臭い原因

洗濯機の中から立ち上がるムッとするような嫌な臭い。
その臭いが洗濯物に移ると、洗った洗濯物からも悪臭がするようになります。

まず、洗濯機の臭いについて解説します。
洗濯機が放つ臭いは、実は一つではなく、数種類あります。

臭いの種類とその原因を探っていきましょう。

原因1：カビ臭い

湿った土のような臭いや、不快な青臭さ・・・。
それは、カビが放出する揮発性有機化合物によるもので、洗濯槽の裏側に潜む黒カビが主な原因です。

水分が蒸発しづらい洗濯槽の裏は、カビが発生しやすい場所。
洗剤の溶け残りや皮脂の汚れ、そして湿気はカビの栄養源なので、見えない洗濯槽の裏側はカビの温床になっているのです。

原因2：生乾き・雑巾のような臭い

洗濯機から雑巾のような臭いがすることがあります。その原因は、「モラクセラ菌」です。

この菌は、湿気を好み、皮脂や汗などの汚れを栄養に増殖して、雑巾のような不快な臭いを発生させます。

汗をかいた服や一日中着た服にはモラクセラ菌が付着していて、洗濯槽に入れっぱなしにしておくと、ほかの洗濯物に菌が付着するだけでなく、洗濯槽に菌が移って増殖し、雑巾臭を放つようになります。

原因3：下水のような臭い

洗濯物から、下水のような臭いがすることがあります。
それは、洗濯機の排水溝や排水トラップの汚れ、詰まりが原因。

排水トラップには溜まった水（封水）で下水道の臭いを防ぐ役割がありますが、長時間洗濯機を使わないと封水が蒸発し、臭いが逆流することも。

原因4：ホコリっぽい・カビ臭い
（乾燥機能付きの場合）

ホコリっぽさやカビ臭さがする場合もあります。
原因は乾燥フィルターに溜まったホコリに湿気が加わり、乾燥フィルターの中がカビ・雑菌の繁殖源となっているためです。

また、排水フィルターに溜まったホコリや糸くずに雑菌が繁殖していることもあります。

乾燥機付き洗濯機の詳しいお手入れや注意点については、以下の記事もご覧ください。

乾燥機付き洗濯機のデメリットとは？【ドラム式・乾燥機付き縦型】

この記事を見る

原因5：その他
（洗剤や柔軟剤の臭い残りなど）

洗剤や柔軟剤の臭いが衣類に残って嫌な臭いになることもあります。
洗剤と柔軟剤の入れすぎが逆に悪臭の原因になることも。

また、洗剤・柔軟剤を入れすぎて、すすぎ不足だと臭いのもとになります。

【場所・洗剤別】
洗濯槽のカビや臭いを徹底掃除！
縦型・ドラム式共通の対策

原因がわかったら、洗濯機の場所別に適切な掃除を行いましょう。

ここからは、各掃除方法のポイントを簡潔に紹介します。

洗濯槽の掃除には洗濯槽クリーナーを
（ハイター/オキシクリーン）

まず、臭いのもととなる洗濯槽の掃除方法をお伝えします。

「槽洗浄コース」を使って掃除します。

洗濯槽に衣類を入れずに電源を入れ、槽洗浄コースを選択。
その後、洗濯槽に規定量のクリーナーを投入して運転します。完了すれば、洗濯槽はクリーンになります。

ただし、ドラム式では塩素系クリーナーを使用し、洗浄終了後はフタを開けて内部を乾燥させ、その後、試運転を行うと安心です。

なお、洗濯槽クリーナーには、塩素系（ハイターなど）と酸素系（オキシクリーンなど）があります。
塩素系と酸素系、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

塩素系（ハイターなど）

ハイターを始めとする塩素系洗濯槽クリーナーは、強力な除菌・殺菌・漂白力で洗濯槽の黒カビや雑菌、ヌメリを素早く分解します。
短時間で効果を発揮するため手軽ですが、デメリットは強い刺激臭があること。換気を忘れずに行いましょう。

酸素系（オキシクリーンなど）

オキシクリーンを始めとする酸素系の洗濯槽クリーナーは、泡でカビや汚れを浮かせて剥がすのが特徴です。

塩素系に比べ刺激臭がなく肌や環境に優しいメリットがありますが、数時間つけ置きする必要があります。
また、剥がれ落ちた汚れを手作業で取り除かねばなりません。塩素系に比べて手間がかかるのがデメリットです。

排水口・排水ホースは重曹とクエン酸で

排水口のヌメリや臭いの掃除には、重曹とクエン酸を組み合わせたナチュラルクリーニングが有効です。

排水口に重曹を1/2カップ程度振りかけ、その上にクエン酸水をかけます。
クエン酸水は、2L以上のお湯に大さじ2程度のクエン酸を入れて溶かしたもの。
発泡してきたら、すぐにお湯か水で流します。

市販のパイプクリーナーを使用するのもおすすめです。

見落としがちな4つのパーツも忘れずに

洗濯機の掃除は、洗濯槽だけではありません。
見落としがちな４つのパーツの掃除方法をお伝えします。

洗剤投入ケース

洗剤投入ケースを取り外せる場合は、取り外して、ぬるま湯につけて、カビや洗剤の固まりを洗い流します。

とりにくい汚れは、使い古した歯ブラシや綿棒などを使って取り除きます。

ゴミ取りフィルター（糸くずフィルター）

ゴミ取りフィルターは、洗濯後、毎回、掃除するのが理想です。
取り外した後、古い歯ブラシを使って汚れをかき出すようにします。

乾燥フィルター

ドラム式の場合、乾燥フィルターも掃除する必要があります。

乾燥機能を使うたびにホコリが溜まるので、乾燥フィルターを取り外して、汚れを取り除きましょう。

洗濯パン

洗濯機の下の洗濯パンは、汚れやすい箇所。
手の届く範囲でホコリや髪の毛を取り除いてきれいにしておくことをおすすめします。

詳しい掃除手順については、こちらの記事で写真付きで解説しています。

洗濯機の掃除方法｜縦型・ドラム式別にカビや臭いを徹底洗浄

この記事を見る

もう臭わせない！
今日からできる7つの臭い予防策

洗濯機を掃除してきれいになった洗濯機。
その清潔な状態をキープすれば、嫌な臭いを防止できます。

今からできる７つの臭い予防策をお伝えします。

予防策1：洗濯物は洗濯カゴに入れる

一度着た服を置く場所がないからといって、洗濯機の中に衣類を溜めると、湿気がこもり、カビやモラクセラ菌が繁殖して、嫌な臭いの原因になります。

臭い防止のために、洗濯物は洗濯カゴに入れるようにしましょう。
なお、洗濯カゴは風通しの良いものをおすすめします。

予防策2：洗剤・柔軟剤は適量を入れる

洗剤と柔軟剤は多すぎると溶け残り、カビと悪臭の原因になります。
適量を入れることが大切です。

予防策3：洗濯が終わったらすぐに干す

洗濯が終わった洗濯物は、濡れたまま放置しないようにしましょう。

洗濯が終わり次第、すぐに干すことが大切です。
放置せずに、早く干せば、生乾き臭の原因菌の繁殖を防げます。

予防策4：洗濯機のフタは開けておく

洗濯槽の中は湿気が溜まっています。
洗濯が終わったら、洗濯機のフタを開けて内部を乾燥させ、湿気を逃がすことが大切です。

予防策5：乾燥機能を定期的に使う

乾燥機能がある洗濯機の場合は、乾燥機能を定期的に使いましょう。
乾燥機能の熱で洗濯槽を乾燥させれば、カビの発生を抑制できます。

予防策6：「お湯」や「つけおき」コースを活用する

洗濯する際、お湯を使ったり、「つけおき」コースを使うようにしましょう。

皮脂汚れが落ちやすくなるため、菌の繁殖が抑えられて、悪臭を防ぎます。

予防策7：月に1度は洗濯槽を掃除する

たとえ臭いがなくても、定期的なメンテナンスをすることが悪臭防止のカギです。

月に一度は洗濯槽を掃除して、カビの繁殖を防ぐようにしましょう。

何をしても臭いが取れない…
それ、洗濯機の寿命かも？

もし、いろいろ対策をしたのに臭いが改善されない場合は、洗濯機本体の劣化や、手の届かない部分に汚れが蓄積している可能性があります。

洗濯機の設計上の寿命は、一般的に 7〜10年。

掃除したのに臭いが取れない・・・。
それは、洗濯機の寿命のサインかもしれません。

こんなサインがあったら買い替えの検討を

異音や異常振動がするようになった。
頻繁にエラーで止まる。
何度も洗濯槽クリーナーを使っても、黒いカス（カビ）が出続ける。

以上のようなサインがあったときは、洗濯機の寿命の可能性が考えられます。

また焦げ臭いにおいがするときは故障の恐れも。
点検や修理、買い替えを検討しましょう。

洗濯機の寿命のサインや、買い替え時期の判断について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

洗濯機買い替えなんてもったいない！洗濯機の寿命とずっとおトクに洗濯機を使い続ける方法

この記事を見る

臭い洗濯機の買い替え前に！
レンタルという賢い選択肢

洗濯機の買い替えは、臭い問題の根本解決になります。

とはいえ、買い替える場合は「高額な初期費用」が必要です。
しかも、今ある洗濯機をお金と手間をかけて処分しなければなりません。

また、新しい洗濯機選びに失敗しないとも限りません。

こうした悩みをすべて解決する賢い方法として、「家具・家電のレンタル・サブスク」という選択肢があります。

家具と家電のレンタル・サブスクとは、購入するのではなく、必要な期間だけ手頃な月額料金で商品を利用できるサービスのことです。

ここからは、家具と家電のレンタル・サブスク CLAS（クラス）についてお伝えします。

処分や設置の手間いらずでラクに始められる

古くなった洗濯機は、リサイクル法に従って、処分しなければなりません。
処分するにはリサイクル料や手間が必要です。

家具・家電のレンタル・サブスク CLAS なら、「引き取りオプション」で古い洗濯機の処分をしてくれます。

新しい洗濯機が届くと同時に古いものを引き取ってもらえるので、とてもラク。
手軽に新しい洗濯機に取り換えられるので、ストレスがありません。

【レンタルしたい！でも家にあるという方に】ご存じですか？家具・家電引き取りオプション

この記事を見る

気軽に試せるから“買って後悔”がない

新しく洗濯機を購入すると、「家に届いたらサイズが合わなかった」「思ったより音がうるさかった」という失敗をすることも・・・。

CLAS なら、さまざまなメーカーの最新洗濯機を試せるうえに、もし住まいに合わなかったら、交換が可能です。

また、使ってみて気に入れば「あとから購入」もできますから、失敗することなく自分の住まいにフィットする洗濯機を入手できます。

あとから購入

この記事を見る

故障や汚れも安心のサポート体制

※イメージ

CLAS で扱うレンタル商品は、専門スタッフによる徹底した分解クリーニング・メンテナンスが施されています。

CLAS のすべての商品は清潔で安心です。
臭いの原因となるカビや汚れの心配はまったくありません。

また、通常利用の範囲内での故障や汚損に対する補償がありますから、安心して使えます。

快適さとサステナブルを両立させる CLASのリペア・クリーニング

この記事を見る

CLAS のサービスについてもっと知りたい方は、「初めてCLASを使う方へ」をご覧ください。

気軽に交換できる！CLASの洗濯機

A-stage 全自動縦型洗濯機洗濯5.5kg いつでも返せるプラン

2,500 円/月〜

商品をくわしく見る

Panasonic ななめドラム洗濯乾燥機【洗濯10kg／乾燥5kg】Utype スマート&コンパクトモデル NA-SD10UAL 配送0円プラン

あとから購入可能

14,000 円/月〜

商品をくわしく見る

Haier URBAN CAFE 全自動洗濯機洗濯：5.5kg いつでも返せるプラン

2,500 円/月〜

商品をくわしく見る

Panasonic コンパクトドラム式洗濯乾燥機 Cuble【洗濯7kg/乾燥3.5kg】洗濯7kg/乾燥3.5kg 配送0円プラン

あとから購入可能

13,000 円/月〜

商品をくわしく見る

洗濯機の臭いを予防し
気持ちのいい毎日を

洗濯物から漂う嫌な臭い・・・。

その臭いには生乾き臭や雑巾臭などいくつかの種類があります。
それらの臭いの主な原因はカビやモラクセラ菌、あるいは排水口の汚れなどです。

この記事では臭いの原因をつきとめ、洗濯機の掃除が大切であること、そして場所別の掃除方法や日々の予防策をお伝えしました。

特に、洗濯物を洗濯槽にためないこと、洗剤を入れすぎないこと、洗濯後はすぐに干すこと、また洗濯機をこまめに掃除することが大切です。

こうした日々の小さな習慣こそが、長期的に見てカビや悪臭を防ぐ最も効果的な方法です。

もし掃除をしても、洗濯物や洗濯機から漂う臭いが解決しない場合は、洗濯機の寿命も考え、無理せず買い替えを検討することも大切。

その際、「購入」だけでなく「レンタル・サブスク」という選択肢を持つことで、より負担なく、自分に合った洗濯機を見つけられることでしょう。

ぜひこの記事を参考にして、臭いのない清潔な洗濯をしながら、快適な暮らしを楽しんでくださいね。