洗濯機の槽洗浄やり方完全ガイド｜頻度・時間・効果的な洗剤選び

2025/09/16

「洗ったはずのタオルがなんだか臭う」
「Tシャツに、黒いワカメのようなピロピロしたカスが付いていた」

そんな経験はありませんか？

その不快な臭いや汚れの原因は、洗濯槽の見えない裏側にびっしりと繁殖した「黒カビ」かもしれません。放置すると、洗濯物がキレイにならないだけでなく、アレルギーの原因になってしまう可能性も・・・。

そんなときは、洗濯機の槽洗浄を行いましょう。市販のクリーナーを使えば、驚くほど手軽に洗濯槽をきれいにできます。

この記事では、洗濯機の槽洗浄の正しいやり方を、コースの有無や洗濯機のタイプ別に解説。多くの人が迷う洗濯槽クリーナー（洗剤）の選び方から、適切な掃除の頻度まで、あなたの疑問をまるっと解決します。

正しい槽洗浄でカビや臭いの悩みから解放され、毎日のお洗濯をもっと快適で気持ちのいいものにしましょう！

手軽な料金で、簡単にレンタル・交換・返却ができる

使って試して、あとから購入もできます

なぜ汚れるの？
洗濯槽の臭いやカビの原因は4つ

一見きれいに見えるステンレスの洗濯槽ですが、実はその裏側は汚れの温床になりやすい場所です。

槽洗浄の必要性を理解するために、まずはカビや臭いが発生する4つの主な原因を知っておきましょう。

黒カビ

洗濯槽の裏側は、石鹸カスや皮脂をエサにする黒カビにとって絶好の繁殖場所です。洗濯物につく黒いカスや、カビ臭い嫌な臭いの直接的な原因は、この黒カビです。

洗剤の溶け残り

洗剤や柔軟剤を規定量より多く入れても、洗浄力が上がるわけではありません。むしろ溶け残った洗剤がヘドロ状になり、カビの栄養源となってしまいます。

皮脂や汚れ

衣類についていた汗、皮脂、食べこぼしなどの汚れも、洗濯のたびに洗濯槽の裏側に蓄積し、カビのエサになります。

湿気

洗濯後の湿気がこもった状態でフタを閉めっぱなしにすると、カビが繁殖するのに最適な環境を作り出してしまいます。

洗濯機の槽洗浄
やり方をタイプ別に解説

それでは、実際に槽洗浄を行う手順を見ていきましょう。お使いの洗濯機に「槽洗浄コース」があるかないかで手順が少し異なります。ご自宅の洗濯機に合わせて確認してみてください。

「槽洗浄コース」がある場合
基本の4ステップ

最近の洗濯機の多くには、洗濯槽を手軽に掃除できる「槽洗浄コース」が搭載されています。まずはこの機能を使った一番簡単な方法から試してみましょう。

【ステップ1】洗濯槽を空にする

洗濯物が残っていないか確認します。

【ステップ2】洗濯槽に直接クリーナーを入れる

洗剤投入口ではなく、洗濯槽の中に直接、洗濯槽クリーナーを入れます。商品の裏面に記載されている規定量を守りましょう。

【ステップ3】「槽洗浄コース」を選んでスタート

電源を入れ、「槽洗浄コース」または「槽洗浄」ボタンを押してスタートさせます。コースの時間は3時間程度のものから、11時間以上かかるものまで機種によってさまざまです。

【ステップ4】完了後はフタを開けて乾燥させ、ゴミフィルターをチェック

運転が終了したら、槽内の湿気を逃がすためにフタは開けたままにしておきましょう。また、はがれ落ちた汚れが糸くずフィルターに溜まっていることがあるので、確認してゴミを取り除いてください。

「槽洗浄コース」がない場合
「標準コース」でつけ置き洗浄

シンプルモデルや少し前の機種などで「槽洗浄コース」がない場合でも、標準コースを使えば、しっかり掃除できます。少し手間はかかりますが、効果は抜群です。

【ステップ1】高水位まで給水する

まずは高水位まで給水します。40〜50℃のお湯を使うと、クリーナーの効果が高まるのでおすすめです。

【ステップ2】クリーナーを入れて5〜10分「洗い」運転

洗濯槽クリーナーを入れ、洗剤を溶かすために「洗い」モードで5〜10分ほど運転させたら、一時停止します。

【ステップ3】そのまま2〜3時間つけ置きする

電源は切らずに、そのままの状態で2〜3時間放置し、汚れをじっくり浮かせます。

【ステップ4】浮いてきた汚れをすくい取る

水面に浮いてきた黒いカスを、ゴミすくいネットなどで丁寧に取り除きます。このひと手間で、掃除後の洗濯物に汚れが付着するのを防げます。

【ステップ5】「標準コース」で最後まで運転する

一時停止を解除し、排水から脱水まで標準コースで運転させれば完了です。

洗濯槽クリーナーはどれがいい？
酸素系と塩素系の違いを徹底比較

槽洗浄の効果を大きく左右するのが「洗濯槽クリーナー」選びです。主に「塩素系」と「酸素系」の2種類があり、それぞれに得意なこと・苦手なことがあります。自分の洗濯機やライフスタイルに合ったクリーナーを選びましょう。

【30秒診断】あなたはどっち？
洗濯機に合うクリーナーの選び方

どちらのタイプが自分に合っているか、簡単なチェックリストで診断してみましょう。

こんなあなたにおすすめ	塩素系	酸素系
とにかく手軽に、時短で済ませたい	◎	△
汚れ落ちを目で見て実感したい	△	◎
ドラム式洗濯機を使っている	◎	✕
縦型洗濯機を使っている	◯	◎
ツンとした臭いが苦手	△	◎

塩素系クリーナー（ハイターなど）
メーカー推奨の強力殺菌

衣料用漂白剤の主成分でもある「次亜塩素酸ナトリウム」の力で、カビを強力に分解・殺菌するのが特徴です。

メリット

・殺菌力が非常に高く、カビを根こそぎ分解してくれる
・つけ置きが不要な製品が多く、時短になる
・カビを溶かすため、掃除後に汚れが残りにくい

デメリット

・特有のツンとした塩素臭がする
・酸性タイプの製品と混ざると有毒ガスが発生するため、取り扱いに注意が必要

こんな人・洗濯機におすすめ

手間と時間をかけずに掃除したい人
ドラム式洗濯機を使っている人（多くのメーカーが塩素系を推奨しています）
洗濯槽のカビ臭が特に気になる人

酸素系クリーナー
（オキシクリーンなど）
汚れ落ちが見える

「過炭酸ナトリウム」の発泡力を利用して、こびりついたカビをはがし落とすのが特徴です。

メリット

・はがれ落ちた汚れが目に見えるので、掃除した実感が湧きやすい
・塩素系のようなツンとした刺激臭がない

デメリット

・効果を最大限に発揮させるには、お湯でのつけ置きが必要で時間がかかる
・はがれ落ちたカビをネットですくい取る手間がかかる

洗濯機のための注意点もチェック

ドラム式洗濯機には使わないで！
強い発泡力で泡が立ちすぎるため、センサーの誤作動や故障、水漏れの原因になることがあります。多くのメーカーがドラム式での使用を推奨していません。

粉末タイプは溶け残りに注意
オキシクリーンなどの粉末タイプは、必ず40〜50℃のお湯でしっかり溶かしてから使いましょう。溶け残った粉が部品の隙間や排水経路に詰まり、故障の原因になる可能性があります。液体タイプならその心配は軽減されます。

こんな人・洗濯機におすすめ

汚れ落ちをしっかり目で確認したい人
塩素系の臭いが苦手な人
縦型洗濯機を使っている人

重曹やクエン酸は
槽洗浄に使える？

環境にやさしい掃除方法として人気の重曹やクエン酸ですが、洗濯槽の掃除にはあまりおすすめできません。洗浄力が専用クリーナーに比べて弱いため、黒カビを十分に除去できない可能性があります。

また、重曹は水に溶けにくいため、溶け残りが詰まりの原因になることも。基本的には、市販の専用「洗濯槽クリーナー」を使いましょう。

【Q&A】槽洗浄のよくある疑問

槽洗浄をするときに多くの人が感じる疑問にお答えします。

Q1. 掃除の頻度や時間はどれくらい？

A. 1〜2ヶ月に1回が目安

頻度は1〜2ヶ月に1回が理想的な目安です。時間は、洗濯機の「槽洗浄コース」によって異なり、約3時間で終わるものから、つけ置きを含めて11時間ほどかかるものまであります。

Q2. 掃除した後も黒いカス（カビ）が出てくるのはなぜ？

A. 蓄積したカビが剝がれにくいため

長年蓄積したカビが、一度の洗浄ではがれきらずに残っている状態です。カスが出なくなるまで、再度槽洗浄を行うか、「標準コース」ですすぎと脱水を2〜3回繰り返してみてください。それでも改善しない場合は、プロによる分解洗浄か、洗濯機の寿命も考えられます。

Q3. 途中で止めても大丈夫？

A. 止めない方がいいです

クリーナーの成分が洗濯槽内に残ってしまうため、基本的には最後まで運転を完了させるのがおすすめです。やむを得ず途中で止めた場合は、必ず追加で「すすぎ」と「脱水」を行いましょう。

Q4.槽洗浄と合わせて掃除すべき場所は？

A. 洗剤投入ケースやフィルターなど

「洗剤投入ケース」「ゴミ取りフィルター（糸くずフィルター）」「排水フィルター」もカビやぬめりが発生しやすい場所です。槽洗浄のタイミングで一緒に掃除すると、より効果的に臭いを防げます。

洗濯機全体の詳しい掃除方法は以下の記事もご覧ください。

槽洗浄でも汚れが落ちない…
そんな悩みにはレンタルという新しい選択肢

槽洗浄でも汚れが落ちない悩みを解決できる家電のレンタル・サブスククラスの説明画像

「槽洗浄をつい忘れてしまう…」
「掃除してもまた再発してキリがない」
「掃除しても黒いカが出るのは洗濯機の寿命？」

そんな根本的な悩みを解決する新しい選択肢が「家電のレンタル・サブスク」です。

家電のレンタル・サブスクとは、必要なものを必要な期間だけ、手頃な月額料金で利用できるサービスのこと。

購入でも処分でもない「借りて、交換する」という方法で、洗濯機にまつわる多くの悩みから解放されます。

家電のレンタル・サブスクがいい理由

定期的で大変な槽洗浄から解放
故障サポートもあって安心
買い替え・処分の手間とコストを軽減

ずっとキレイな洗濯機を使える、便利な家具のレンタル・サブスクについて、ここでは家電のレンタル・サブスクCLAS（クラス）のメリットをご紹介していきます。

定期的で大変な槽洗浄から解放！
プロが清掃した清潔な洗濯機に交換

家電のレンタル・サブスクCLAS なら、汚れや臭いが気になったタイミングで、いつでも清潔な洗濯機に交換できます。

返却された洗濯機は、専門知識を持つスタッフが家庭の掃除では難しい、洗濯槽の裏側といった見えない部分まで徹底的にリペア・クリーニング。次に使う人が気持ちよく使える、新品同様の状態で届くのであんしんです。

突然の故障も安心！
修理・交換の補償もある

洗濯機を長く使っていると心配なのが突然の故障。特にドラム式洗濯機は、高額な修理費がかかることもあります。

家電のレンタル・サブスクCLAS ら、通常利用の範囲で故障した場合、無償で修理・交換に対応。予期せぬ出費の心配なく、安心して洗濯機を使い続けることができます。

買い替え時の処分もラク！
面倒な手間とコストを軽減

槽洗浄を繰り返しても汚れが落ちない場合、洗濯機の買い替えも選択肢の一つ。
しかし、新しい洗濯機を買う費用だけでなく、今の洗濯機を処分するにも家電リサイクル法に基づいた手続きやコストもかかります。

家電のレンタル・サブスクCLAS なら、注文時に「引き取りオプション」を利用すれば、新しい洗濯機が届くと同時に今お使いのものを引き取ってもらうことも可能。

レンタルした洗濯機が不要になった場合は、返却するだけでいいので、面倒な大型家電処分の手間やコストが軽減できます。

はじめよう！CLASで快適な家電ライフ

CLASの洗濯機を見る

正しい槽洗浄で
洗濯物の悩みがない快適な毎日を

今回は、洗濯機の槽洗浄について、正しいやり方やクリーナーの選び方を詳しく解説しました。

洗濯槽の汚れの主な原因は、カビや洗剤カス
掃除の頻度は1〜2ヶ月に1回が目安
「槽洗浄コース」がない洗濯機でも、標準コースで掃除できる
クリーナーは縦型なら「酸素系」、ドラム式なら「塩素系」が基本

洗濯物は毎日肌に触れるものだからこそ、いつも清潔にしておきたいですよね。この記事で紹介した方法を参考に、ぜひ定期的な槽洗浄を習慣にしてみてください。

そして、もし「掃除の手間そのものから解放されたい」「もっと気軽に新しい洗濯機を試してみたい」と感じたら、家電のレンタル・サブスクCLAS があなたの暮らしをより快適にするお手伝いをできるかもしれません。ぜひ一度、 CLASのサイトを覗いてみてくださいね。